サイバー暴力という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ネットワークを介して行なわれる名誉毀損や誹謗中傷、プライバシー侵害などのことをサイバー暴力という。
簡単に言えば、インターネット上の掲示板やSNSを利用して人を傷つける行為のことだ。
スマートフォンが登場し、いつでもどこでも誰でも簡単にネットワーク上にアクセスすることが可能になった。
それによってインターネットという空間が実際に生きて存在する時空間に大きな影響を及ぼすようになった。
影響を及ぼすどころか、インターネットという空間が生活に不可欠な場になり、むしろ自分の生きる場であるかのような錯覚にまで陥るようになった。
2019年、日本におけるスマートフォンの普及率は67.6%(総務省の調べ)だったそうだ。
韓国においてはスマートフォン普及率が95%(2018年)に到達したそうだ。
スマートフォンを所持し、インターネット空間を利用する人がそれほどにも多いということだろう…
そんな中、スマートフォンの使い方やインターネットという環境下での立ち居振る舞いについて、どれほどの教育がなされてきただろうか?
あまりにも急速に発達発展したため、教育はもちろん、法整備もおいついていないのが現状ではないだろうか…
日本においては、学校裏サイトなどが存在し、掲示板にありとあらゆる書き込みがされ、インターネットを通じた‘いじめ’が多発している…
スマホを所持していない生徒は仲間外れにされ、裏で悪口を言いたい放題言う…
もし、面と向かってそのように悪口を言うならばどうだろうか?
インターネットという空間の中で行なうことは面と向かって行なうことと何の変わりがあるのだろうか?
子どものみならず、大人の世界でも、インターネット上の誹謗中傷が酷く、見ていて気分が良くない…
チームの中でもサイバー暴力の種になるようなことが起こり始めていた。
その種が大きくなる前に選手たちにサイバー暴力について教育した。
野球だけ上手ければ一流の選手だろうか?
人格も、品格も備えてこそ、一流の選手だ。
人を傷つけ、痛み付けるような行為はしては絶対にいけない。
グランドの外での問題だと責任逃れをせず、生活面もしっかりと教育していきたいと思う。