【扉を開けるカギ】の第9話は経験の浅い監督の話。
勝負の世界は本当に厳しい。
どちらかは勝ち、どちらかは負ける。
勝負に強いこだわりを持つ者同士がぶつかり合えば、
その勝負の後には心身ともに両者疲弊する。
ある監督は「監督業は長生きできない」とぼやくほど、
勝負にかかるストレスは想像を絶するほど大きい…
経験の浅い監督にとって、
そのストレスは大きな心理的ダメージとなり、
次への歩みを止めるブレーキ要素になりかねなかった…
彼は先生の言葉に耳を傾けた。
先生は何とおっしゃったか?
“져도 낙심하지 말고 이겨도 방심하지 말아라”
“負けても落胆せず、勝っても気を緩めるな”
試合に負ければ落ち込む…試合に勝てば気を緩める…
試合後の人の心理をヒトコトで暴いた先生のコーチを聞き、
彼は肩の荷が軽くなった。
勝敗の中でも心を変えることなく突き進んでいくことを深く悟った。
監督だけではなく、選手も含め、
勝負に関わる全ての人たちの【扉を開けるカギ】であることは疑う余地がないだろう。
試合に負けて落胆せず、勝っても気を緩めずに歩む監督にエールを送りたい。