自家製キムチの発酵が進み、かなり酸っぱくなってしまった。
酸っぱくなったキムチはごま油を混ぜたり、火を通して砂糖を混ぜたりすれば酸っぱさを抑えることができると言う。
しかし、我が家のキムチは相当発酵が進んだのか、酸っぱさを抑える術を施してもダメだった。
元々酸っぱいものが苦手な私にとっては致命傷だ…
発酵が進んだキムチはどんなにあがいても元には戻らない…
「後悔は後でする(후회는 후에 한다)」と先生はおっしゃったが、本当にその通りだ。
酸っぱいキムチを食べて酸っぱい顔になるくらいならまだ良いが、人生で酸っぱい顔をして生きたくはない…
酸っぱいキムチを生かす方法が他にあるという。
酸辣湯(サンラータン)のような酸っぱいスープを作るのに利用すれば良いとのこと。
もちろん私は酸っぱいものが苦手だからその術はとらない。
ハチミツ漬けにでもしてみたらどうか?と私なりの方法を頭の中で考えている…
もったいないが未練なく捨てることも選択肢の一つに入れている…
酸っぱくなったキムチをどうしようかと頭を悩ます時間自体がもったいないとも思っている…
酸っぱくなったキムチを通して、「時を逃すな」という悟りを得たことが不幸中の幸いだ。
コロナ禍の中でも不幸中の幸いだと言えるように、残りわずかとなった2020年を全力で駆けたいと思う。