野球の練習をアレンジする~キャッチボールで試合同様の送球練習~

前回に引き続き今回もキャッチボールのアレンジを紹介したいと思う。
今回は試合を想定した送球練習をキャッチボールの中で行なえるようにアレンジした。
実際に我がチームではキャッチボールに十分な時間を使える日には以下のような流れでキャッチボールをアレンジして練習をしている。
1.ステップなしのスナップスロー
2.普通のキャッチボール(前回紹介した足さばき・ステップを意識)
3.遠投(なるべく低いボールを投げること)
4.ベース間距離の1.5倍の距離でワンバウンドキャッチボール
5.ベース間距離で捕ったらすぐ投げるキャッチボール
6.4人1組で中継プレーキャッチボール(距離はベース間距離)
7.8人1組で挟殺プレーキャッチボール
8.ボール回し

この流れでキャッチボールをし、ノックに入っていく。
選手たちがこの一連の流れを覚えるまでには少し時間が必要だったが、一度覚えてテンポよくこなしていけるようになると、30分ほどでこの一連の流れを消化できるようになった。
キャッチボールは基本だと強調して選手たちに教育しているが、このような多様なキャッチボールを素早く正確にこなすことができれば自信を持って試合に臨めるだろう。

もちろん、これ以外にもキャッチボールの中でランニングスローの練習を取り入れたり、互いにゴロやフライを投げ合いながら守備練習を兼ねたキャッチボールをしたりと、キャッチボールのアレンジは研究すればするほど出てくると思う。
実際の試合場面を想定したキャッチボールになるよう創意工夫することが大切だ。

 

今日は主日礼拝だった。
御言葉の中で「ことごとに新しくしなさい*1」とおっしゃった。
この御言葉を聞き、今まで何も疑うことなく当たり前のように行なっていた練習を一つひとつすべて見直さなければならないと思った。
前回と今回でキャッチボールのアレンジを紹介したが、キャッチボールという練習一つをとっても、新しくしようと思えばいくらでもアレンジして新しくすることができる。
この記事がきっかけとなり、新たなキャッチボールが開発され、より内容の濃い練習作りに一役買うことができたら幸いだ。

 

 

(*1) 사사곤곤 세롭게 하라

野球の練習をアレンジする~キャッチボールの時に覚える足さばき・ステップ~

野球の練習をアレンジする」と題して、アレンジした練習を紹介すると書いたが、今日、早速、紹介していきたいと思う。

今回はキャッチボールのアレンジ。
キャッチボールをする際に、ボールの捕球の仕方に制約をかけるとキャッチボールの中身が変わってくる。
キャッチボールをただの肩慣らしとして考えず、ボールの捕球を意識せずにただ何となく行なっているところを足さばき・ステップを覚える絶好の機会と捉えていく。

1.グローブ側の足を半歩前に出して捕球する。
正面のゴロ捕球はローブ側の足を半歩前に出して捕球する。
姿勢は異なるものの、足さばき・ステップをキャッチボールの中で身につけることは十分に可能だ。

2.投球腕側の足(投げる際の軸足)を半歩前に出して捕球する。同時にボールの握り替えをする。
ボールを捕ってから投げるまでの時間を最大限短くしようとするならば軸足に体重を乗せながら捕球と握り替えを同時に行なわなければならない。
この動作は数千、数万回の反復が必要だ。
キャッチボールをする時には毎回意識して行なうことをおススメする。

3.投球腕側の足(投げる際の軸足)を半歩後ろに引いて捕球する。
これは内野手がダブルプレーを取る際に使う足さばき・ステップだ。
一例だが、セカンドがショートからボールを受け取る際には、ベースをグローブ側の足で踏み、軸足を後ろに引きながら捕球する。

この3種類以外にも様々にボールの捕球方法にアレンジを加えることができると思う。
「今日は捕球時に2の足さばき・ステップを練習してみよう!」とキャッチボール前に一声かければ内容のあるキャッチボールになるのではないだろうか。

 

一年間「新しく変化して行ないなさい」という御言葉を命の御言葉だと思い、考えから忘れず、毎日行なって生きなければならない。
(2021年1月3日主日の御言葉より)

今年一年、今までも行なっては来たが、一層新たな野球の練習の方法を模索し、野球の練習をアレンジしていきたいと思う。
乞うご期待。

野球の練習をアレンジする

人は毎日毎日同じことを繰り返すと倦怠感を感じる。
野球の練習においてももちろん同様…
ウォーミングアップ、キャッチボール、ノック、バッティング、ランニング…
毎日毎日同じ練習が繰り返し続くと野球がどれだけ好きだったとしても倦怠感を感じるだろう…

反復練習は不可欠だ。
同じ練習メニューが多少続くことを咎めはしない。
しかし、指導者たちは選手に多様な練習内容を提供できるように研究しなければならないと思う。

私は小中学生を相手に指導をしているのだが、練習をアレンジして選手のモチベーションをいかに保つか、いつも創意工夫をしている。
小中学生は熱しやすく冷めやすい気がする。
毎日は難しいが、毎週何かしら練習をアレンジすると目の色を変えて練習に食いついてくる。
特にゲーム形式(勝敗の付く)の練習に定評がある。
ランニングをたださせると拒絶反応が返って来るが、「リレー」と言うと「イェーイ!」と来る。
走ることには変わりないのに…笑

「新しくしなさい」とおっしゃった。
練習をアレンジすることにおいても、さらに研究して、新しい練習をたくさん開発していきたいと思う。
今後アレンジした練習を紹介していこうと思う。乞うご期待。