トレンドを掴み、最先端の技術と知識を学ぶこと

今年、「新しくしなさい」とおっしゃって、新しいモノを取り入れようと様々に考えを巡らせている。
新しいモノと言っても、もうすでにどこかで誰かが使い始めているモノもあるだろう。

その分野のトレンドは何なのか、情報をたくさん収集しなければ乗り遅れてしまう。
その分野の最先端の技術や知識を学んでいかなければ取り残されてしまう。

例えば、スマホによって簡単に動画を撮影して見ることができるようになった。
経験や感覚に頼る指導のみならず、動画を見せて客観的な視点から説明することで、より説得力のある指導が可能になった。

『新しいアイテムの購入』という記事の中でスイング速度、角度を分析できるセンサーを取り入れたことを紹介したが、選手もただ「ああだ、こうだ」と感覚的なことを言われるよりも具体的な数字を言われた方がよく受け入れている。

 

野球界のトレンドは何か?と問われ、最新の測定機具や練習用具などがすぐに口から出てくる人がどれくらいいるだろうか?
日本にはまだ入ってきていない練習用具がアメリカでは数年前に開発されて使用されている事実を知った時には衝撃が走った…

いつもアンテナを張っていないといけない。
いつも新しくしようと思って新しいモノを探さなければならない。
現状上手くいっているからと言って満足しないで、学び続ける姿勢を持たなければいけない。と思う。

トレンドを掴み、最先端の技術と知識を学ぶことで大きく転換する2021年にしていきたい。

してもらったことは忘れるが、してあげたことは忘れない。~パート2~

してもらったことは忘れるが、してあげたことは忘れない。
この理をさらに衝撃的に悟った。

前回とは異なるグローブをある選手から依頼を受けて代わりに購入した。
やはり、彼も喜んで使っていたことを記憶している。

2年ほど経ったころ…
彼は新しいグローブを購入した。
形ある物はいつかは壊れる、当然グローブも買い替えが必要な時期は必ず来る。
しかし、グローブはしっかりと手入れしたり修理したりすれば3年くらいは使えると思う…


写真は実際のグローブ。
紐を直し、磨けばまだまだ十分に使えると思うのだが…

このグローブを選手たちに見せながら、道具をしっかりと管理すること、貴重に思って使うことを教育した。
やはり自分自身に対する戒めでもあった。
現役時代に野球道具をどれだけ大切にしていたか?と問われれば、正直私も至らない点が多かったと思う。

人からもらった“モノ”、神様からもらった“モノ”を考えてみると、その“モノ”自体も貴重だが、その“モノ”に含まれる経緯が貴重だ。
何をもらったかよりも、誰にどのようにしてもらったか、その経緯を考えると一層貴重さを感じることができると思う。

【扉を開けるカギ】世界大会に挑む代表監督が受けたチョンミョンソク牧師のコーチングとは?

【扉を開けるカギ】の第4話は初めて世界大会という大舞台に挑む代表監督の話。

彼は地域の代表チームの監督を初めて任されることになった。
厳しい国内予選を勝ち抜き見事優勝を果たす。
続くアジア大会でも優勝し、世界大会の切符を掴んだのだった!

彼は世界大会に挑む前にどうしてもチョンミョンソク牧師からコーチングを受けたかった。

世界大会に出発前、チョンミョンソク牧師のもとを訪れ、コーチをしてくださいと依頼した。

世界大会という大舞台に挑む代表監督に向けてのチョンミョンソク牧師のコーチングはどのようなものだっただろうか?

 

チョンミョンソク牧師のコーチングは以下の3つだった。

“정신일도”
“精神一統”

“하늘의 운에 타야 된다”
“天の運に乗らなければならない”

“감각이다”
“感覚だ”

もうすでに天の運に乗って世界大会進出を決めたことは誰も否めないだろう。

著者は世界大会の様子をすべて中継で見守った。
結果は惜しくも3位だった…

いや、惜しいという言葉は全く必要ない。

初めて代表チームの監督に選出され、国内予選・アジア大会を勝ち抜き、世界の舞台で3位になったのだから何が惜しいだろうか!
ハレルヤ!

野球選手のみならず、全てのスポーツ選手は、重要な試合・大会には、このチョンミョンソク牧師のコーチングを必ず思い出してほしいと思う。