ボールにサインすることを通して

昨日の練習で新球を出した。
一年に1,2回、一回に200球近くを出す。
大会前に新球で練習をして一層試合に備えようという狙いがある。

新球を出す時には、ボールを区別できるように、チームの名前をサインペンで書くようにしている。
2文字だけ書けば良いのだが、200球に一球一球書くとなると、想像以上に時間と労力がかかる。

こういう作業をすると、いつも先生の実践が考えに浮かぶ。
これまでに先生が書いてくださったサインの量が半端なく多い。
受け取った時には本当に喜ばしいが、それ以上に、そのサインに込められたメッセージの深さとその背後にある先生の労苦に感謝・感激、感嘆するしかない。

先日、「どこでも神様、聖霊様、主と祈りと対話だ。」とサインをしてくださった。
生活が舞台だと教えてくださったが、教会に行った時だけ祈るのではなく、日々生活しながらどこでも祈り対話するようにコーチしてくださるサインだった。
一般にサインといえば、名前と日付が書かれているだけだが、先生のサインには必ず神様の御言葉が入っている。
確かに、野球選手の名前の入ったボールを受け取ることが出来たらば嬉しいが、その選手のメッセージまで書かれているならばどれほど嬉しく、意味があるだろうか?

新球を出すにあたってチームの名前をボールにサインしながら思ったことを徒然なるままに書いた。

子どもたちを守る教育~サイバー暴力、ネット上での誹謗中傷~

サイバー暴力という言葉を聞いたことがあるだろうか?
ネットワークを介して行なわれる名誉毀損や誹謗中傷、プライバシー侵害などのことをサイバー暴力という。
簡単に言えば、インターネット上の掲示板やSNSを利用して人を傷つける行為のことだ。

スマートフォンが登場し、いつでもどこでも誰でも簡単にネットワーク上にアクセスすることが可能になった。
それによってインターネットという空間が実際に生きて存在する時空間に大きな影響を及ぼすようになった。
影響を及ぼすどころか、インターネットという空間が生活に不可欠な場になり、むしろ自分の生きる場であるかのような錯覚にまで陥るようになった。

2019年、日本におけるスマートフォンの普及率は67.6%(総務省の調べ)だったそうだ。
韓国においてはスマートフォン普及率が95%(2018年)に到達したそうだ。
スマートフォンを所持し、インターネット空間を利用する人がそれほどにも多いということだろう…

そんな中、スマートフォンの使い方やインターネットという環境下での立ち居振る舞いについて、どれほどの教育がなされてきただろうか?
あまりにも急速に発達発展したため、教育はもちろん、法整備もおいついていないのが現状ではないだろうか…

日本においては、学校裏サイトなどが存在し、掲示板にありとあらゆる書き込みがされ、インターネットを通じた‘いじめ’が多発している…
スマホを所持していない生徒は仲間外れにされ、裏で悪口を言いたい放題言う…

もし、面と向かってそのように悪口を言うならばどうだろうか?
インターネットという空間の中で行なうことは面と向かって行なうことと何の変わりがあるのだろうか?
子どものみならず、大人の世界でも、インターネット上の誹謗中傷が酷く、見ていて気分が良くない…

 

チームの中でもサイバー暴力の種になるようなことが起こり始めていた。
その種が大きくなる前に選手たちにサイバー暴力について教育した。

野球だけ上手ければ一流の選手だろうか?
人格も、品格も備えてこそ、一流の選手だ。
人を傷つけ、痛み付けるような行為はしては絶対にいけない。
グランドの外での問題だと責任逃れをせず、生活面もしっかりと教育していきたいと思う。

勇気を出して口を開けば…

自分の思いを口にすることはなかなか簡単なことではない。
人にどのように思われるのかが気になり、その思いが伝わらなかったらどうしようかと不安に思うからだ。
しかし、勇気を出して口を開いてみると、自分が負の方向に勝手に想像していただけだという場合が多々ある。

 

マタイによる福音書7章7節
求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。

今日、この聖句の通りになった出来事があった。
とあるモノを大多数の人たちは受け取っていた。
しかし、私を含めて何人か(極めて少数)の人たちは受け取っていなかった。

以前、そのことについて求めたことがあったが、その時には叶わなかった。
しかし、勇気を出して、3年越しに求めてみたところ、聞き入れてくださるようになった!
神様の前に願い求めれば、時になり、相応しければ聞いてくださることを確信した!

勇気を出して口を開き、自分の心の中にある思いを伝えれば、何らか前進することができる。
「言わなければ分からない」とおっしゃった先生の言葉の通りに、伝えたい思いは口にしなければ絶対に伝わらない…

溜め込んで溜め込んで、その行き場のなくなった思いが良からぬ方向へ流れていくことのないようにしなければならない。

チーム内での意思疎通においても重要な部分。
指導者としては自分の思いを話しやすいように雰囲気を作らないといけないと戒めている。
また、選手からの求めに対しては最大限に汲み取って還元していかなければならないと思っている。

大会前のこの期間に選手各自の思いを一つにすることができるようにしたい。