親の心子知らず…
本当にそうだなぁと感じた出来事がありました。
去年の冬のこと。
2つの大会をひと月で終わらせるという強行スケジュールの中で行われました。
そのうちの1つは、3日間連続で日程が組まれ、初日は開会式と初戦、二・三日目はダブルヘッダーという…
朝イチでワゴン車に選手を乗せて試合会場まで行き、
試合を消化して疲労困憊状態で1時間アクセルを踏む日が3日続きました…
そんな強行スケジュールを終えて家に帰って一息ついたとき、
わ~っと過去の記憶が蘇ってきました…
僕は中学校の頃、地域外の野球チームに通っていました。
いや、通わせてもらっていました。
大体車で1時間くらいかかるところにありました。
片道。
週末ごとに僕の両親は行き返りの送り迎えをしてくれました。
父親は土曜日も仕事に出ていたので、仕事の行き返りのついでに送り迎えをしてくれていました。
そのチームは全国大会に出場するくらいの実力があったので、練習は本当に厳しかったけれども、
返りの車で親がコンビニで好きなものを買ってくれるそのプレゼントに癒されていました。
でも、それを食べた後ではぐったり寝ていたことが多かったし、
練習や試合で上手くいかなかったら泣きながらすねて口もきかなかったことが多かったです…
そんな僕を、
平日は朝から晩まで仕事をして本当に疲れているだろうに、
絶えず送り迎えをしてくれました。
感謝の思いを口にした記憶が全くなかった自分を責めました。
本当に親の心を子は知らないんだなぁと…
僕は両親のことを何も分かっていなかったんだなぁと…
その日、選手たちを送り終えて精根を使い果たしていた僕でしたが、
親への感謝の気持ちが沸き上がって居ても立っても居られませんでした。
普段から「いつかは親孝行をしたい」と思っていたけれども、
この日は一段とその思いが切実でした。
本当に親孝行をしたい!という思いを神様に祈りでぶつけて見たときに思い浮かんだ構想は何かというと
「素直に感謝を伝えること」
このように両親にラインを送りました。
久しぶり〜
こっちはかなり寒いけど、そっちはどう?^^最近、週末ごとに立て続けで試合があって忙しい。
朝イチで車で選手たちを乗っけて行って、試合して、日が落ちて帰るのが続いてる。そんな中で感じたことは、
お父さんとお母さんが中学校のとき、野球チームに通っていたときには何にも親の労苦を知らんかったなぁと。
平日は仕事で土日は休みたいだろうけど、必ず送ってくれたこと、、、
朝から晩まで、、、本当に感謝の心で一杯です。
お父さん、お母さん、ありがとう(_ _)
*「朝から晩まで」というのは、練習に付きっ切りだったことも多かったため。
それに対して両親はこのように返事をしてくれました。
(お父さん)
全然苦労ではなかった。むしろ一緒に行けたのがとても嬉しかったです。忙しいそうなので体に十分気をつけて下さい。
(お母さん)
いえいえ^^
ぜんぜん苦労とは思わなかった。むしろ楽しみだったよ。あの頃が懐かしいわぁ~。
疲れての車の運転には十分注意してね‼くれぐれも身体には十分気をつけて!
言葉を失った僕は返事ができませんでした…
聖書にも親を敬いなさいと書かれている箇所がありますが、
少しはその御言葉が悟られたような気がします。
僕が親を敬い大切にできるようになってきたのは、摂理に出会ってから。
先生が実家に帰る際にはご両親への感謝の気持ちを込めて様々なものを持って行かれた話(詳しい経緯は別途)を聞いたり、
先生の食事の場などでのご両親への気遣い・ふるまいを見たりしながら、
親孝行をする、親を敬い、大切にするとはどういうことかを学びました。
また、具体的に、家族旅行を計画してくださったり、
感謝を伝える機会(プレゼントや手紙)を作ってくださったりもして、
ちょっと恥ずかしくてなかなか行動に移せない親孝行の様々な表現を手助けしてくださいました!
自分を育ててくれた親。
今も絶え間ない関心を注いでくれている親。
今、すぐにでもできること、
それは「素直に感謝を伝えること」ではないかと考えます。
ご両親が遠方にすぐにでもできることですから、
ぜひとも実践してみてはいかがでしょう?^^