野球の何がそんなに面白いのか?それは、最後までやってみないと分からないことだ!

試合続きで疲労困憊でありながらも
主の精神でイキイキしているLDKです。

(40日ぶりの更新になりました…
待っていた皆様、お待たせしました…)

昨日は全国・ベスト4を懸けた試合がありました。
その試合でタイトルにもある通り
「野球の何がそんなに面白いのか?」という問いの答えを得ました!

(最近、小中学生たちの野球チームの激減、甲子園での様々な問題などを傍らにして、根本的な野球の面白さ・魅力に回帰しないといけないと感じています。)

<試合の振り返り(先攻が我がチーム)>

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相|       0

1回表)2アウトからヒットで出塁するも繋がらず無失点。

1回裏)先頭打者をセカンドゴロに打ち取るも、ファーストがボールを追いかけ、ピッチャーもベースカバーが遅れて内野安打にしてしまう。(先頭打者に出塁を許す嫌な展開…)
盗塁を許してしてノーアウト2塁とするが、2番打者をサードライナーに打ち取って1アウト2塁。
3番打者が左打席に入った。
この日の我が投手の調子は良い方だった。ストレートも十分に走っていた。決して甘い球を投げたわけではなかった。打者が勝った。インコース低めのボールを場外に運ばれた…
いきなり痛い一発をくらって0-2。
しかし続く4番・5番打者をストレートで見逃し三振に打ち取り最小限で失点をとどめた。

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相|2      2

 

2回表)3者凡退。(序盤の流れは完全に相手だった…)

2回裏)先頭打者をセカンドゴロに打ち取って1アウト。
続く打者にはにフォアボールを許して1アウト1塁。さらに盗塁を許してしまいノーアウト2塁。さらにさらに相手は3盗を仕掛けてきた。タイミングは完全なアウトだった。しかし悪送球で走者は一気にホームイン、0-3。
続くボールがデッドボールとなり1アウト1塁。嫌な流れを断ち切れない…
またまた盗塁を許してノーアウト2塁。ここでまたも3盗を仕掛けてきた。今度こそは、と思いきや、同じようなミスが出てしまい失点、0-4。あまりにも痛い序盤での4失点…
ここで投手交代。交代した彼が踏ん張ってこの回は何とか切り抜けた。

「あと4回残っている」(リトルリーグの規定は6回まで)
監督が選手に最後まで戦う精神を入れた。

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相|22     4

 

3回表)先頭がフォアボールで出塁した。続く打者はショートゴロでゲッツー崩れ、1アウト1塁。
やられたらやり返す。盗塁を成功させて1アウト2塁。
打席にはキャプテン。
監督からは三振しても構わないから思いきることだとアドバイスが送られた。
そのアドバイスの通りに思い切って振り抜いた結果、打球はライトの頭を超えてツーベース!
2塁ランナー生還で1-4。
ここで相手も投手交代。全国でもトップクラスの長身サイドスローがマウンドに上がった。
後続が三振、セカンドライナーに倒れてチェンジ。

3回裏)3者凡退で切り抜けた。(少しずつ流れがこちらに傾きだした)

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相|220    4

 

4回表)1アウトからヒットで出塁し、盗塁を成功させて1アウト2塁とした。
後続が進塁打を打って2アウト3塁。
得点する機会だったが後続が三振に倒れてチェンジ。

4回裏)追う立場としてもう追加点は許せない。
しかし、先頭打者にセーフティーバントを決められてしまう。
打球を処理して送球したボールが悪送球となりノーアウト2塁。
後続にセンター前を打たれてノーアウト13塁のピンチ。
ここで投手交代。少し早いが追加点を許せないこちらとしては抑えのエースを投入した。

迎えたのは今日2つの内野安打の1番打者。
ノーアウト23塁の場面でもやはり内野に転がしてきた、セカンドゴロ。
しかし3塁ランナーがスタートを切れずにいた。
セカンドはすぐにファーストへ送球。1アウト。
その時、2塁ランナーが3塁側に大きく飛び出していた。
ファーストは2塁ベース上のショートに送球。
そこで3塁ランナーはホームに詰め寄ってきた。
すかさずショートはホームに送球し、タッチアウト!
相手の判断ミスをダブルプレーにして取ったのだった!
2アウト3塁。
後続をヒッチャーゴロに打ち取ってチェンジ!!
ピンチが一気に流れを引き寄せる引き金になった!!!

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相|2200   4

 

5回表)サイドスローを攻略しなくては勝利の2文字はない。
先頭打者の8番は当たれば飛ぶ長距離ヒッターだ。
1-2からの4球目、ストレートだけにタイミングを合わせて振り抜いた!
打球はセンターへ!センターが全力で後進してジャンプしたがグローブに当たったボールは地に落ちた!
突破口を見出すセンターオーバー2塁打だった!!
ここからサイドスローが崩れた…
後続にパスボール、フォアボール、パスボールで2-4。
さらにパスボール、フォアボールでノーアウト13塁、盗塁を決めてノーアウト23塁のチャンス!
ここでさらにパスボール、3-4!さらに投手への返球ミスで4-4!一気に同点に追いついた!

相手は投手交代を選択。
しかし、一気に変わった逆転の流れは誰がどうあがいてもひっくり返せない。
続く投手からフォアボールと2本のヒットで見事逆転に成功した!6-4!!

5回裏)得点後の大切なイニングを抑えのエースは見事に三者凡退で斬った!

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相|22000  4

 

6回表)追加点を取ってダメ押ししたいところ。
先頭打者はフォアボールを選んだ!
後続2人もフォアボールを選んでノーアウト満塁を作った!
続くは3番打者、今大会で打点王の彼を迎えた。
強い当たりはファーストのグラブの中に納まってしまったが、その間に3塁ランナー生還で7-4!
後続も内野ゴロを打ち、その間にホームインで8-4!
ノーヒットで2点の追加点を奪った!

6回裏)1アウトを取ってからフォアボールで2人のランナーを背負ってしまった。
ここで監督は早めの対処で投手交代。
交代した選手がしっかりと抑えてくれて序盤の4点差をひっくり返す勝利!

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この文章だけではすべては伝わらないかもしれません。

でも伝えたいことの核心は何かというと、
「野球の何が面白いのか?」と問われたら、

「最後までやってみないと分からないこと!」だということです!

序盤に4点の差をつけられ、
途中から全国トップクラスの長身サイドスローが出て来ても、
最後までやってみないと分からないのが“野球”です!

2回を終えて誰が我がチームが勝利すると考えたでしょうか?!

最後までやってみないと分からないという野球の面白さを本当に多くの少年たちに伝えたいですね。
結果を求められる時代、それもすぐに。
でも絶え間なく行なって最後までやったときに真の結実を得られるのがこの世の理だと思います。
そんな世の理の縮小版ともいえる野球。
「野球を一試合すると、人生を一度生きたかのようだ」
昨日は本当にそう思いました。
野球の試合をするたびに人生を一度生きれるなんてステキすぎるじゃないですか?

人それぞれに趣向があるので、野球の面白さを分かってほしいという思いこれくらいにしておきます。

何よりも私が一番強調したいのは、
野球を通して、最後まで
行なう精神を子どもたちに伝えていきたいということです!
野球の面白さと共に。

私は哲学が絶え間なく、最後まで、だ。
そして心と思いと命を尽くすことだ。
私はこの言葉が一番好きだ。
私のように行なって生きよう。

나는 철학이 꾸준히 끝까지야
그리고 마음 뜻 목숨 다하기다
나는 이 말을 재일 좋아해
나와 같이 행하며 살자

チョンミョンソク牧師の言葉より。

スポーツと環境問題~「微細粉塵」による野球の試合中止~

韓国の首都ソウルで非常に高い数値が記録された。
ご存じの方も多いとは思うが、その数値とは「微細粉塵」の数値だ。
視界不良になるほどに粉塵が空気中を舞うというのは信じがたいだろうが、現地(韓国)にいる私はその影響をまともに受けているため、信じるも何もない。

こちらの記事をご参考になられたらその実態がよく分かると思う。
ソウルが世界ワースト1位 過去最悪の大気汚染

 

さて、長い冬が明けて、野球の試合シーズンが始まった。
早速わがチームも3月1日から開催された地方大会に参加した。

この大会は私の野球人生の中でも忘れられない大きなストーリーの一つとなったので詳細に書きたいと思う。

 

~3月1日~
初日に予定されていた試合はなんと「微細粉塵」により中止。
野球を始めて以降「微細粉塵」で試合中止を経験したことはなかった。

しかも、勝敗をまさかのくじ引きで決めることになったのだ。

実力ではなくくじ引き・・・ではあったが、チームは勝利した!!

 

~3月2日~
くじ引き勝ちでコマを進めた3回戦(1回戦はシード)は苦しい試合展開となった。
延長戦にまで試合はもつれたが、勝敗がつかず同点でゲーム終了…

大会規定により、またしてもくじ引きで勝敗を決めることになった。

幸運にも、いや、確かに神様の助けによってチームは勝利を手にした!!

 

この日はダブルヘッダーで試合が組まれていた。
簡単な昼食を取って次の試合に備えた。

待機していると、なにやら監督たちや審判たちが騒がしい…

なんと…

なんと…

「微細粉塵」によって試合が中止になってしまったのだ…

またしてもくじ引きか・・・と思っていたのだが、
中止となった試合は次の日に持ち越しとなった。

明日に気持ちを切り替えて試合会場を後にした…

 

~3月3日~
残す試合は2試合、準決・決勝となった。
試合会場に足を運び、気合を入れてウォーミングアップをし、試合前のすべての練習を終えた。

しかし、なぜかそこで「待機」の指示が出された。

嫌な予感…

まさか…

その予感は的中。
またしても「微細粉塵」のために試合は中止となったのだ…

ウォーミングアップもすべて終わらせたのに…
何とも言葉にはならないもどかしい気持ちのやり場はどこにもなかった…
ただただ茫然と会場を後にするしかなかった…

 

野外のスポーツは環境に左右される要素が実に多いが、今回の経験を通して痛切にそのことを感じた。
同時に、スポーツに携わる者として、環境の問題にも真摯に向き合っていかなければならないと心を新たにする機会となった。

 

中止となった試合は週をまたいで行なわれることに。
空いた週の間にチームは休養を取り、試合のための一層備えて練習に打ち込むこととなった。

 

~3月4,5日~
チームは休養を取った。

 

~3月6,7日~
試合に向けた練習をしなければならないが、やはり「微細粉塵」がひどかった。
練習禁止の数値ではなかったが、マスクを着用しての練習となった。

韓国に来て4年になるが、「微細粉塵」がここまで深刻な年はなかったように思う。

マスクを着用しての練習も野球を始めて以来初めての経験だった。

 

~3月8日~
試合の前日、最後の練習をした。
この日は快晴で、前日とは打って変わって「微細粉塵」の数値が驚くほどに低くなった!
これ以上にない野球日和だった!!
最高の天候のもと、最高の試合の準備ができたのだった!!!

 

~3月9日~
いよいよ試合を迎えた。
心配した「微細粉塵」はどうやら大丈夫のようだ。

この日は摂理にとっても野外で重要な行事が行われる日だった。
行事のたびに良い天候で迎えられるように神様が導いてくださるが、この日も実に素晴らしい天候となった!


行く途中で虹が出た!
どうやら試合で良い結果が出そうだ!と期待に胸が膨らんだ。

 

迎えた準決勝。
2回までに8得点を挙げ、一挙に試合の雰囲気を作り上げた。
結果、15対5で勝利を治めた!

残すところ、あと1勝。

 

迎えた決勝。
前半は投手戦となり0対0。
しかし、悲劇は本当に小さなところから始まった。
外野に飛んだヒットは地を這うように加速し、打球を処理し損ねた間に2塁まで進塁を許してしまう。
そこから送りバントで3塁。
次の打者を追い込んでからの勝負球だった。
捕手がパスボール…
先制点を許してしまう。
そこから流れは一気に相手に。
気づいた時にはもう5点を失っていた…

結局試合は12対2。
完敗だった…


先生は小さなことを絶対におろそかにされない。
なぜか?
大きなことに繋がっているからだと教えてくださった。
本当にその通りだ。
小さなこと一つから始まって大きなことに発展していく。
聖書にもある通りだ。

 

悔しい準優勝。
準優勝トロフィーを片手にバスに乗り込んだが、不図、試合会場に向かうときに見た虹が思い出された。
虹は神様の啓示だとは思うけれども何の啓示だろうか?
そう考えながらバスの窓から過ぎゆく景色を眺めていると、またも虹が出ていた!!


美しい夕日と虹。
先生が教えてくださったように、これが聖霊様の美しかぁと感嘆すると共に、何か神様が伝えたいメッセージがあるのではないかと続けて考え祈った。

 

~3月10日~
この日は主日。
主日の御言葉は「神様と聖霊様に感謝しなさい」だった。

感謝しなさい。
野球ができるということは当たり前のことではない。
野球ができること自体に感謝しなさい。

自分が受けた感動はスポーツをすることができるようにいつも環境を整えてくださっていることに感謝するようにとのことだった。
やはり御言葉で答えを受けた。

また、神様が環境を整えてくださって思う存分にスポーツをできるようにしてくださったことを約束の虹として見せてくださったのではないかと思っている。

誰が天候を変えることが可能だろうか?
誰が一日に2度も異なる種類の虹を作り出して見せることができるだろうか?

客観的に考えてみても、神様を認めるしかないのではないか。

 

 

3度の「微細粉塵」による試合中止。
この経験がスポーツと環境について一層深く考えるきっかけになったし、
また神様が環境を統治してくださりながらこれまでのスポーツ活動を守ってくださったということを悟って一層感謝するきっかけとなった。

以上。

普通にやったら普通にしかならない

普通にやったら普通にしかならない。

この鄭明析牧師の言葉に目が覚めた。

 

普通にやったら普通にしかならないのに、
多くの人たちは普通にやっておきながら大きな成果を得ようとしている場合がある。

 

わがチームを考えたとき、危機感が芽生えてきた。
「今年も去年のように勝てるだろう」と思っている雰囲気があることを否めないからだ。

先日、初戦を引き分けで終え、抽選勝ちをおさめたのでムードは良かったが、
攻守共にたくさんの課題が残った内容だった。

野球は突き詰めれば突き詰めるほどに精密なプレーをこなすことができる。
今回課題が残ったことで言えば、バント処理プレー。
内野がプレッシャーをかけ、進塁を許さない“シフト”プレーがあるが、
進塁を阻止できたが阻止できずに、続く打者にヒットを打たれ得点を許してしまったのだ。

少年野球にここまでの水準を要求するか?と驚かれるかもしれないが、
普通にやったら普通にしかならないのだから、
全国で頂点に立とうと思うならばこのくらいの水準のプレーをしていかなければならないのだ。

みなさんは何か大きなコトを成し遂げたいと思っているだろうか?

「普通にしたら普通にしかならない」ということを自分に投げかけ、
この鄭明析牧師の言葉を自分の行動の起爆剤にしていただきたい。

得ようとしているモノ、成し遂げようとしているコトがどれほどだろうか?

その規模が大きければ大きいほど、
それ相応の行ないをしないといけないのではないか?!

今年もチームが良い成績をおさめられるように、
コーチとしても“普通”を抜け出して頑張っていきます!!