分別・判断

今日は日曜日、主日礼拝を捧げた。
今日の御言葉は「分別の知恵」という主題で先生が伝えてくださった。

人は生きていく中で様々に分別し、判断しながら生きていく。
こと野球に関しも同様。
分別し、判断する場面があまりにも多い。

最近よく練習するプレーが1アウト・ランナー2塁。
ショート・セカンドの頭上を越えるか越えないかの際どい打球に対してスタートを切るか切らないかの判断が非常に難しい。
落ちると思ってスタートを切ったら捕られてダブルプレー…
捕ると思って戻ったら捕ることができない、進塁できず…

例をあげればキリがないが、これらの分別・判断は何度も反復練習を繰り返すと上手くできるようになる。
本当に重要な試合場面で正確かつ迅速な判断をすることができるように練習を繰り返すのだが、人生も同じではないだろうか。
常日頃から物事の良し悪しを意識して分別し、するかしないかの判断を正確に素早く行なう訓練をしておけば、重要な案件で成功することができると思う。

また、分別・判断に欠かせないことは知識だ。
その分野において豊富な知識を持っていれば容易く分別・判断をすることが可能になる。
例えば、この食品は健康に良いのかどうか、食べるべきかどうかの分別・判断は食品に関する知識を豊富に持っていれば正確かつ迅速にすることができる。
野球においても、様々な生活においても、知識を豊富に蓄える努力が必要だろう。
特に人生については、やはり、御言葉を聞くことで人生について知ることが必要になる。

分別・判断によって成功・失敗が左右されると言っても過言ではない。
今週の御言葉をきっかけにして、一層より勝った分別・判断ができるように努力していきたいと思う。

練習試合を重ねる中で見えてきた課題

練習試合を重ねる中で見えてきた課題がある。
それは、チームとしてのまとまり・連携の部分だ。

各選手の「打つ、捕る、投げる、走る」の部分は冬の練習の中で十分にレベルアップを図ってきた。
もちろん、各選手の能力・技術の向上にはいつ何時も取り組まなければならないが、それ以上に今後はチームプレーに注力しなければならないと思った。

野球はチームスポーツなのだが、正直、個人の力量によるところが多い。
打席に立てば誰も助けの手を差し出すことはできない。
マウンドに上がれば誰かが代わりに投げることはできない。

しかし、ことサインプレーに関してはチームとしての機能が有無を言う。
ナインの理解と呼吸を合わせることが非常に重要だ。
選手各々の意識自体をチームプレーに傾け、サインプレーを入念に確認しなければならないと感じた。
サインのみならず、チーム内での取り決め事も事細かく確認する必要があるだろう。

ここで、非常に難しいことは皆を一つにまとめるということだ。
性格も違う、考えも思考回路もそれぞれ違う…
そんな選手を一つにまとめなければならないため、簡単な作業ではない…

先生は「対話」という手段の重要性を教えてくださった。
対話で絶えず意思疎通することで互いの距離を埋めていかなければならない。
呼吸がぴったり合う段階まで到達してこそ、完成するのがサインプレーだと思う。

選手間、監督・コーチを含めスタッフ間が一つにまとまれるように対話の努力をしていきたい。

ぼーっとしているとボールが2つに見える

ぼーっとしていると、焦点が合わず、物体が2つに見えることがある。
野球をしている時にもぼーっとすればボールは2つに見えてしまい、良いパフォーマンスをすることができない。

ぼーっとするという状態は、すなわち、集中していない状態だ。
先生は運動をするときには「精神一統」しなければならないと教えてくださった。
どれだけ気を引き締め、集中し、精神を一つに集めることができるかによってパフォーマンスが完全に変わってくる。

小中学生の選手たちの中には集中力が欠如している選手がいる…
何か説明をする時に違う所を見ていたり、練習している途中でふざけたりする。

最近、選手たちに対してしきりに質問するようにしている。
説明し終えた後に「説明してみなさい」と理解できているか確認するようにしている。
そうすることで説明をしっかり聞くようになり、結果的に集中することができるようになってくる。
続けて集中することができるように促し、訓練している。

世界大会を複数回制覇した伝統あるチームの監督と以前話をした内容を思い出した。
試合は1時間30分から2時間ほどあるが、その間集中を切らさずに戦えるかどうかが勝敗を大きく左右する、と。
1時間30分から2時間という長時間、一つのことに集中し続けることは大人でも難しいと思う。
しかし、長時間集中できるようにトレーニングすれば小中学生だとしても可能だ。

ぼーっとしているとボールが2つに見えるというタイトルで書いたが、ぼーっとする時間をなくし、精神一統、集中状態を絶えず作れるかどうかがチームの運命を左右すると言っても過言ではない。
選手たちが長時間集中することができるように今後も指導していきたい。