先日、またしても大事故に繋がりそうだったところ、神様が助けてくださった出来事があった。
私はバッティングマシンの導入に踏み切った。
この投資は決して安いものではなかったが、練習の効率化、そして、より効果的な指導方法を模索する中での決断だった。
届いて早速使用した。
今までは全て自分がバッティングボールを投げていたのだが、機械がやってくれるので、最高だ!と思って、とても嬉しい気持ちになっていた。
正直、半分浮かれたような気持ちだったと思う。
さて、一巡打ち終えたところで、マシンのボール受けにボールを補充していると、いきなり「カーン」という音が聞こえた…
本当に危なかった…
私は無防備でボールを補充していたところ、選手が思いっきり打ってしまったのだった…
ヘルメットもつけていなかった…
もし直撃していたら…
そう考えると身の毛がよだつ思いになった…
打球の方向は私のいる場所と逆の方向だったため、大事に至らなかった…
神様が守ってくださった!ということ以外に説明のしようがない。
私も選手もバッティングマシンでの練習は初めて、勝手が分かっていなかったのだから、全く咎めることはしなかった。
新しいモノを導入すれば嬉しい気持ちになるのは当然だが、やはり「一つのことだけを考えるな」という戒めはいつどんな時にでも心にとめておかなければならない。
再発防止のため、ボール補充の際には必ず電源を切ることとした。
人は本当に多くの失敗をする。
自分の不注意もあれば、不可抗力の場合もある。
いずれにせよ、ヒヤリ、ハッと体験は数えれば枚挙にいとまが無い。
今回のケースも同様、その全ての瞬間、神様が共にして助けてくださったということを私は信じて止まない。