聖書の御言葉には私たちが生きていく上で必要な知恵・知識がたくさん詰まっている。
こと野球においても同様、野球に必要な知恵・知識を聖書の御言葉から学ぶことができる。
今週の御言葉の本文である『伝道の書』の4章の一節を見てみると、
伝道の書4章12節
人がもし、そのひとりを攻め撃ったなら、ふたりで、それに当るであろう。三つよりの綱はたやすくは切れない。
と書いてある。
綱を見てみると、大抵の場合、一本では構成されていない。
必ず二つより、三つよりになっている。
1人よりも2人、2人よりも3人の方が出来ることが多くなるのは火を見るよりも明らかだろう。
さて、野球における三つよりの綱とは何だろうか?
「走・攻・守」だ。
この三つが揃っていれば強いチーム、良い選手と言えるだろう。
このうちの一つが欠けていたり、あるいは一つしか兼ね備えていないとすれば、強いチーム、良い選手とは評価しがたいだろう。
野球はチームスポーツだ。
一人の選手が全てを兼ね備えていなくても、チームとして、9人全員を総合してみる時に「走・攻・守」が揃っていれば良いのだ。
また、三者が一つになるということを考えてみると、「監督・コーチ・選手」が三つよりの綱になって、一つになっているチームは強い。
監督・コーチ・選手がバラバラになっているチームは勝ち抜くことが難しいだろう。
今、各地で夏の甲子園を目指して戦いが繰り広げられている。
三つよりの綱という聖書の御言葉の理を持って各チームを観察しながら観戦するとまた一つ面白味が増えるだろう。