ぼーっとしていると、焦点が合わず、物体が2つに見えることがある。
野球をしている時にもぼーっとすればボールは2つに見えてしまい、良いパフォーマンスをすることができない。
ぼーっとするという状態は、すなわち、集中していない状態だ。
先生は運動をするときには「精神一統」しなければならないと教えてくださった。
どれだけ気を引き締め、集中し、精神を一つに集めることができるかによってパフォーマンスが完全に変わってくる。
小中学生の選手たちの中には集中力が欠如している選手がいる…
何か説明をする時に違う所を見ていたり、練習している途中でふざけたりする。
最近、選手たちに対してしきりに質問するようにしている。
説明し終えた後に「説明してみなさい」と理解できているか確認するようにしている。
そうすることで説明をしっかり聞くようになり、結果的に集中することができるようになってくる。
続けて集中することができるように促し、訓練している。
世界大会を複数回制覇した伝統あるチームの監督と以前話をした内容を思い出した。
試合は1時間30分から2時間ほどあるが、その間集中を切らさずに戦えるかどうかが勝敗を大きく左右する、と。
1時間30分から2時間という長時間、一つのことに集中し続けることは大人でも難しいと思う。
しかし、長時間集中できるようにトレーニングすれば小中学生だとしても可能だ。
ぼーっとしているとボールが2つに見えるというタイトルで書いたが、ぼーっとする時間をなくし、精神一統、集中状態を絶えず作れるかどうかがチームの運命を左右すると言っても過言ではない。
選手たちが長時間集中することができるように今後も指導していきたい。