練習試合を重ねる中で見えてきた課題がある。
それは、チームとしてのまとまり・連携の部分だ。
各選手の「打つ、捕る、投げる、走る」の部分は冬の練習の中で十分にレベルアップを図ってきた。
もちろん、各選手の能力・技術の向上にはいつ何時も取り組まなければならないが、それ以上に今後はチームプレーに注力しなければならないと思った。
野球はチームスポーツなのだが、正直、個人の力量によるところが多い。
打席に立てば誰も助けの手を差し出すことはできない。
マウンドに上がれば誰かが代わりに投げることはできない。
しかし、ことサインプレーに関してはチームとしての機能が有無を言う。
ナインの理解と呼吸を合わせることが非常に重要だ。
選手各々の意識自体をチームプレーに傾け、サインプレーを入念に確認しなければならないと感じた。
サインのみならず、チーム内での取り決め事も事細かく確認する必要があるだろう。
ここで、非常に難しいことは皆を一つにまとめるということだ。
性格も違う、考えも思考回路もそれぞれ違う…
そんな選手を一つにまとめなければならないため、簡単な作業ではない…
先生は「対話」という手段の重要性を教えてくださった。
対話で絶えず意思疎通することで互いの距離を埋めていかなければならない。
呼吸がぴったり合う段階まで到達してこそ、完成するのがサインプレーだと思う。
選手間、監督・コーチを含めスタッフ間が一つにまとまれるように対話の努力をしていきたい。