してもらったことは忘れるが、してあげたことは忘れない。
この理をさらに衝撃的に悟った。
前回とは異なるグローブをある選手から依頼を受けて代わりに購入した。
やはり、彼も喜んで使っていたことを記憶している。
2年ほど経ったころ…
彼は新しいグローブを購入した。
形ある物はいつかは壊れる、当然グローブも買い替えが必要な時期は必ず来る。
しかし、グローブはしっかりと手入れしたり修理したりすれば3年くらいは使えると思う…
写真は実際のグローブ。
紐を直し、磨けばまだまだ十分に使えると思うのだが…
このグローブを選手たちに見せながら、道具をしっかりと管理すること、貴重に思って使うことを教育した。
やはり自分自身に対する戒めでもあった。
現役時代に野球道具をどれだけ大切にしていたか?と問われれば、正直私も至らない点が多かったと思う。
人からもらった“モノ”、神様からもらった“モノ”を考えてみると、その“モノ”自体も貴重だが、その“モノ”に含まれる経緯が貴重だ。
何をもらったかよりも、誰にどのようにしてもらったか、その経緯を考えると一層貴重さを感じることができると思う。