新たな出発

久しぶりの大会に向けて出発したのは朝7時だった
朝日がいつの日よりも鮮やかに見えた
新たな出発の象徴だという霊感を受けた

チームはしばらくの期間、練習をすることができなかった
大会にも出場できずに非常に苦しい時間を送った

野球ができるということは当たり前のことではない、ということを再認識した

大会に参加したのは約2カ月ぶりだった
とても長い歳月に感じたのはその期間の困苦がひときわだったからだろう

新たな出発
何か環境が変わったわけではない
でも確かに変わったものがある
それは心の在り方

いくら新たな環境を得たとしても心新たにしなければ何も変わらない
環境は同じでも心が変わればすべてが新しく見える
同じ朝日がいつの日よりも鮮やかに見えたのも心を新しくしたからだ

先生は野心作を立てるとき、5回も岩が崩れ落ちた
でも6回目に完成させた
「岩崩れても私の心は崩れなかった」と先生は名言を残された
人は心がそれほどにも重要だということだ
箴言4章23節にもある通りだ

 

久しぶりの試合には勝利することができた
一喜一憂はできないが、やはり、試合で勝利する味があるからどんな試練にも打ち勝てるのだ

人生の中で、良いことは10%
でもその良いことがあるから残りの90%を乗り越えていくことができる
これもやはり先生の教え

人は苦しい時にその本性が出る
追い詰められたその時に出てくるその言葉こそがその人となりを表す
自分自身を省みるのが精一杯な状況の中でも人を省みる度量を備えたいものだ

先生が幼い時、あまりにも貧しく、空腹の毎日を過ごす中、弟たちに学校で出るミルクを持って帰ったという
自分はまだまだその域からほど遠いことを痛感する

 

新たな出発と題して徒然なるままに書いた
心を新たにし、ひたすら前進していきたい

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