瞬間の機会を逃すな

今週の主日の主題は「瞬間の機会を逃すな」でした。
様々にスポーツの例えをあげながら瞬間来る機会を掴むことができるようにコーチしてくださった御言葉でした。

野球においても同じく、
瞬間の機会を逃さないことがとても大切です。

守備を考えてみましょう。
試合中にボールが自分のところに来るのは2回か3回くらいです。
(守備機会が多い時はそれよりも多いかもしれませんが…)
しかも1回自分のところにボールが来たとしても処理する時間は1,2秒ほどなので、
約3時間の試合の中で守備機会が1,2秒だとすると、まさにに瞬間の機会です。

その瞬間の機会を逃さないようにするためには
「いつも自分のところにボールが来ると思って準備すること」です。
これは先生が守備をするときにどうすればよいのかコーチしてくださったことです!!

監督・コーチから指摘を受けて死ぬほど練習することの一つにカバーリングがあります。
100回カバーに行っても1回も来なかった。
だから101回目は大丈夫だろうと思ってカバーに行かなかった。
ところがまさかの101回目のカバーに行かなかった時に限って悪送球でボールが来た。
もちろんカバーに行っていないのでボールを取ることはできず…

だから「いつも自分のところにボールが来ると思って準備すること」です。

 

攻撃でも同じく、機会を逃さないようにするためには準備することが大切です。
よくよく考えてみると不思議なことに、
ネクストバッターズサークルという「準備する場」がわざわざ用意されています。

スイングをしたり、投手のボールを見極めたり、タイミングを合わせたりと、
ネクストバッターズサークルでは準備すべきことが本当に多いわけです。

 

準備不足で機会を逃してしまった経験談を書きたいと思います。

監督を務めるようになって第2戦目の試合でのことです。
この日はノーヒットノーランに抑え込まれていました。
(相手ピッチャーは地域の代表選手でした。)
0-1でリードを許して最終回を迎えました。
先頭打者が待望の安打!
しかも外野手がファンブルして3塁まで!!
同点に追いつき、逆転を狙える絶好の機会でした。

その時、私が取った行動はまず「タイム」でした。
打者と走者を呼び寄せて、この機会を掴むための作戦を練るためです。
(でも正直なことを言うと、自分自身に考える時間が必要だったのでタイムを取りました。)

選択した作戦はバント。

3塁に走者を置いて1点をもぎ取る練習はたくさんしてきました。
(しかし、いざ機会が来た時に練習してきた通りに“監督自身”が果敢に攻めることができませんでした。)
まずは初球の相手の出方を見るよう“バントの構えで待つ”ようにサインを出しました。
(スクイズを警戒してウエストしてくると考えたからです)

しかし、この1球が機会でした…
ピッチャーが投げたボールは真ん中のストレートでストライク。

ウエストしてこないバッテリーを見て“ストライクバント”のサインを出しました。
バントがいいところに決まればゴー、ピッチャーの正面なら送球の間にゴーする作戦です。
しかし、ピッチャーは切れのあるスライダーでバントをさせないようにしてきました。
打者はバントを試みるもファウル。
2ストライク。

私は(3バントを選択せずに)ヒッティングを選択しました。
しかしピッチャーの切れのあるスライダーに三振。
1アウト3塁。

 

ここで私は相手ピッチャーのスライダーを封じようと左打者を代打に送りました。
(すべては終わった後の「たら・れば」ですが、代打を送るべきではなかったのかもしれません。)

先ほども書いたように、3塁に走者を置いて1点をもぎ取る練習はたくさんしてきました。
ここで私は“100%ゴロゴー”のサインを出しました。
走者は打者がゴロを打つことを100%信じて、スイングに入ったらスタートを切らせました。

打者は追い込まれるものスライダーをかろうじてバットに当てました。
しかし、ピッチャーゴロ…
100%ゴロゴー作戦はタッチアウトに終わってしまいました。
2アウト1塁…

 

最後の打者は三振に打ち取られ試合終了…

最後の同点・逆転の機会を逃した本当に悔しい試合でした…

ノーヒットノーランに抑えられていた状況で、
まさかいきなり0アウト3塁の機会が来るとは思っていませんでした。
これが一番大きな準備不足、機械を逃して敗戦した要因でした…

 

*とても重要*
先生は「機会を掴むためには知恵と技術が必要だ」とおっしゃいました。
今回、機会を逃した私には知恵が足りなかったのでした。
(技術面としては、切れのある変化球のバント練習も不足していました。)

 

この経験を今後必ず生かします!
監督として初めての敗北を通して大きな悟りを得ました。

 

みなさんも機会を逃さないようにいつも準備すること、
そして機会を掴めるように知恵と技術を備えておくこと、
ぜひとも実践してみてください!!

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