人は何か良い“モノ”を見つけると、その“モノ”に偏ってしまいがちです。
「これさえあれば問題ない。」
「これさえやっておけば大丈夫だ。」
そのように心の中でささやきます。
確かにその“モノ”が大きな影響を及ぼすとは思いますが、その“モノ”が全てを兼ね備えていると言えるでしょうか?
最近、僕は健康のために雑穀(黒米、押し麦、麦)を食べているのですが、「健康に良い」と聞いて食べ始めた時には「これさえ食べておけば健康には問題ないだろう」と考えていました。
しかし、雑穀は人が生きていく上での必要な栄養素を全部含んでいる“万能食”ではありません。
『一つを“神”にするな』
これは鄭明析牧師が教えてくださったことなのですが、大なり小なりみなさんにも当てはまることがあるのではないでしょうか?
アスリートのトレーニングメニューを見てみても、「これをすれば体力面は問題がない」というような“万能メニュー”はありません。
『~~理論』や『ーーメソッド』という“モノ”がたくさんありますが、あくまでも一つの方法論であることを忘れてはいけません。
ダイエットに興関心がある人たちが陥りがちなパターンにも『一つを“神”にする』ことが当てはまります。
「これをすれば痩せる!」
そんな噂が広まることもありますが、果たして本当にそうなのか、考えなければなりません。
自分が取り入れているものを一つ一つを見て、点検することが必要だと思います。
大抵、部分的に満たすことのできるものはありますが、それが全体を満たすことができない場合が多いからです。
『一つを“神”にしていないか?』
自分を点検する言葉として是非とも覚えて随時自分自身に問いかけてみてください^^