【難攻不落の城を落とす精神】第1講:実力が拮抗するチーム同士の試合の明暗を分ける精神

聖書の中ではヨシュアという人物が登場する。

彼は難攻不落と言われたエリコの城を落とすことに成功したのだが、
その際に彼に何か特別な武器があったかというと、そういうわけではない。

ではなぜ彼は難攻不落の城を落とすことができたのだろうか?

そこには神様がヨシュアに授けた「大胆さ」という「精神」があった。
「精神」が明暗を分けたのだ。

 

スポーツにおいて、技術、スピード、パワーはもちろん必要。
しかし「精神」が欠けては戦いに打ち勝てない。

【難攻不落の城を落とす精神】と題してスポーツに欠かせない「精神」を紹介しようと思う。

記念すべき第1講は実力が拮抗するチーム同士が試合をする場合、どのような精神が勝敗を分けるのかについて。

全国の強豪が出揃う大会に参加し、ベスト8くらいまで勝ち進めば、ほとんど実力差がないように感じる。
1点、1ポイントを争う試合展開になるのだが、その勝敗・明暗を分ける「精神」とは一体いかなるものだろうか?

 

先生はこう語られた。

“과감하게 못해서 진다”
“果敢にできず負ける”

 

「果敢に」プレーする精神。
自分の持てるすべての力を惜しみなく発揮するためには果敢にプレーできなければならない。
相手の出方に動じて躊躇し果敢に前に出ることができなければ負ける。
実力が拮抗するならばなおさらだろう。

果敢にプレーする精神で難攻不落の城を落とし、勝利の栄光を手にすることを願う。

野球界でスピード違反?

「スピード違反だ」

このような表現で讃えられたプレーをまずはご覧いただきたい。

ソフトバンクの周東祐京選手がフォアボールで出塁した後、盗塁を決めた。
そして…
2塁からキャッチャーのパスボールで一気にホームインしたのだった!

このプレーをよくよく観察してみると、
周東選手の2次リードからスタートを切る判断の良さ、三塁を回っていく滑らかさが絶妙だ。

スピードも必要だが、それ以上に、判断力とベースランニングの技術があってこそ好走塁が生まれる。

野球の醍醐味はこういう部分にあると私は思う。
プロと呼ばれる世界で繰り広げられる戦いの中で生まれる好プレーを今後も観察していきたい。

開幕「11」連勝

「勝つ」ということがどれほど難しいことか…
勝負の世界で生計を立てる者ならばより実感することだろう…
ましてや「勝ち続ける」となれば…

さて、巨人の菅野智之投手が開幕から11連勝した!
その模様をハイライトでご覧いただきたい。

チームも好調、残り48試合を残して優勝マジックが点灯している。

野球はチームスポーツ。
グラウンド上の9人、いや、監督コーチ、ベンチにいる選手も含めて、皆がそれぞれの個性を生かして役割・使命を果たしてこそ勝利を掴むことができる。
ひとりではできない。

「個性通りに使命を与えて一緒に行なうようにしなさい。」という今週の御言葉が野球にとっても大きなポイントになると思う。

菅野投手の活躍はもちろん、チームの皆が個性通りに行なった結果が開幕11連勝につながったに違いない。

菅野投手が以降どこまで記録を伸ばせるのか、期待したい。