この8月、私の視野は世界の舞台にまで広がりました。
教え子たちが国の代表選手となって世界の舞台で活躍するようになったからです!
野球の本場はアメリカ、メジャーリーグ。
その縮小版と言えるのがリトルリーグなのですが、毎年8月にはリトルリーグの世界大会がアメリカで行なわれています。
今年のその大会に教え子たちが出場するとは・・・夢にも思っていなかったですが、幸いにも国の代表選手として教え子が出場することができて本当に喜ばしい限りでした!
大会の結果は日本が3位、韓国は5位でした。
もちろん結果にこだわってやってきたし、「世界一が夢」ではあったと思うのですが、それ以上に多くのことを学んだのではないかと思います。
(少なくとも私はものすごく学びました。同行はできませんでしたが中継をみたりしながら。)
日韓戦のハイライトの模様がユーチューブにあがっていたので共有します!
子どもたちが親元を離れ、国境を越えて、言葉も文化も異なる“仲間”たちと共に切磋琢磨したことそれ自体に、とてつもなく大きな価値を感じますね!
さて、学んだこと・感じたことを2点紹介したいと思います。
1.相手チームの仲間を尊重すること
驚いたことは、デッドボールを当ててしまった場合に、投手が一塁にまで駆け寄って行って当ててしまった打者に握手をすることです。
ルールだからそのようにするとかいう次元ではなくて、相手を気遣い、相手チームの仲間と仲睦まじく試合を進行させる取り組みはいいなぁ~と思いました!
2.試合前の誓約・宣言
草創期からリトルリーグの試合前には選手の代表が誓約をすると言います。
(韓国のリトルリーグの試合前に「私の信条」を叫んでいると紹介したのですが、
オリジナルはアメリカのリトルリーグだそうです!
以前の記事を参考にしていただけたら。)
リトルリーグ公式サイトhttps://www.littleleague.org/who-we-are/pledge/より
誓約
私は神様を信じます。
私は母国を愛し、
その法を尊重します。
私は公平に戦い、
勝つために努力します。
しかし、勝敗に関らず
いつも最善を尽くします。
(LDKの意訳)
驚くことなかれ。
「私は神様を信じます」から始まるのは、他でもなく、キリスト教と共に発展してきた国・アメリカだからだと思います。
この誓約の言葉の真に言わんとすることは、神様が祝福してくださったがゆえに今日栄え、野球という文化に親しみながら生きられていることに感謝する、ということを「私は神様を信じます」という“ヒトコト”に集約したのではなかろうかと考えます。
そして、愛国心を持つこと。
日本人は自国のことを大事に思い、自国を愛する心を持っているとは思うけれども、あまり全面的に「愛国心」が出てこない?出さない?ような気もします。
良い意味での愛国心をはぐくむことが大切ではないかなぁと考えました。
(ちなみに、韓国人は会話の中で自分の国のことを「韓国」とは言わずに「私たちの国(우리 나라)」と言いますね。)
この土台の上にスポーツマンとしてのどう戦うべきかという精神・スポーツマンシップを宣言する。
フェアに戦うこと、そして、勝ちににこだわるけれども、勝とうが負けようがベストを尽くすこと、という精神はスポーツに親しむすべての人が兼ね備えたいですよね。
リトルリーグの世界大会を経験した選手たちは将来のメジャーリーガーたちとして期待されます。
この誓約を忘れることなく、これからも活躍していってほしいなぁと思います!!