初めての監督で勝利!

5月中旬、急遽、代理で監督を任されることになった。
コーチとしてチームに携わって4年目、ついに大役を担うことになったのだった。

そこから2週間ほどチームの監督して練習を見ながら迎えた6月1日。

摂理歴史(神様の歴史)を学んだことのある人ならば誰もが知る“始まりの日”に
私個人としても監督しての始まりを迎えるようになった。

<試合の振り返り(先攻が我がチーム)>

初回、フォアボールとヒット3本で3点を先制した。
(幸先の良いスタートに、正直、安堵した。)

その裏だった。
先発ピッチャーが3四死球と暴投で同点を許してしまい試合は振り出しに…
(やはり安堵感は試合が終わった後に持つものだと悟った…)

  123456 T
自|3      3
相|3      3

2回は両チーム無得点に終わり、迎えた3回裏だった。
安打2本で逆転を許してしまう…

嫌なムードが漂って来た…
しかし、この日初めて正捕手としてマスクを被った選手が捕殺に成功!
嫌なムードを断ち切って次の攻撃に望みをつないだのだった!

  123456 T
自|300    3
相|301    4

やはり守備のリズムは攻撃に繋がっていくものだ。

先頭打者はこの日初めて正捕手としてマスクを被った選手だった!
粘ってフォアボールで出塁した。
続く打者は三振で倒れたものの、盗塁を決めて1アウト2塁。
続く打者が進塁打を打って2アウト3塁のチャンスを作った。

そしてまたもニューフェースの登場!
来期期待の正遊撃手を打順の最後に置いていた。
彼がここで期待に応えてくれた。
センター前ヒットで同点に追いついた!

ここで一気に逆転をもぎ取りたいところ。
私は打席に入る打者に対して、初球にエンドランのサインを出すからストレート待ちで全力フルスイングをするように指示。
そのサイン通りにランナーはスタートを切った。
ピッチャーが投じたボールは真ん中のストレートだった。
結果はレフトフライだった、が、この積極的な攻撃が次につながると信じていた。

  123456 T
自|3001   4
相|301    4

得点後の大切な守り。
怪我から復帰後間もない左腕にマウンドを託した。
彼はその期待に応えてくれ、0に抑えてくれた。
振り出しに戻され、逆転を許していた試合を振り出しに戻し返した!

  123456 T
自|3001   4
相|3010   4

さて、試合の流れを完全につかみたいこの回の先頭打者は先ほどナイスピッチングを見せてくれた左腕だった!
(この日は驚くほどに守備の良いリズムがそのまま攻撃に反映されたのだった!)
彼は左中間を抜く美しい2塁打を放った!
続く打者にはバントをさせて1アウト3塁。

ここで迎えた我がチームの4番打者。
打率5割越えの彼はこの日も4番打者としての使命を果たしてくれた!
変化球攻めにあい、追い込まれていたが、甘く入った勝負球を見逃さなかった!
快心の当たりはセンター前に抜けていった!
ついに逆転に成功!!

5番、6番もヒットで続いて一挙3得点を挙げたのだった!

  123456 T
自|30013  7
相|3010   4

再び3点リードを得て迎えた5回の守り。
もう初回のような悲劇を繰り返したくない…
誰もがそう思っていた…
が、いきなり先頭の1番をデッドボールで出塁させてしまう…
続く打者に意表を突かれるセーフティーバントをされるが、かろうじて一塁アウトを取って1アウト2塁。
なおも相手の積極的な攻撃は続いた。
続く3番打者にヒットで繋がれて1アウト1,3塁のピンチ。
続く4番打者の際にパスボールで失点、2点差に詰め寄られ、なおも1アウト2塁。
4番にはフォアボールで1アウト1,2塁。

嫌なムードが漂ってきた…

1アウト1,2塁で迎えたのは5番打者。
長打を浴びればまたも同点の場面。

ピッチャーの投じたボールは正直甘いボールだった。
しかし打ち損じてくれたから本当に幸いだった。
高々と上がったフライはレフトのグローブに納まった。
2アウト1,2塁。

??

?!

!!

なんと2塁ランナーが飛び出しているではないか!!
落ち着いて2塁に送球してダブルプレー!!
相手のミスで最少失点にしのいだのだった!!

  123456 T
自|30013  7
相|30101  5

最終回に入った。
(やはり守備で得た勢いは攻撃でも止まることはなかった。)
なんとなんと!
先頭打者から4者連続のヒットが生まれた!
2得点!

あまりにも痛い走塁ミスと許してはいけない追加点を取られた相手は戦意喪失…
しかも最終回は下位打順で音沙汰なし…

  123456 T
自|300132 9
相|301010 5

監督として迎えた初戦は9対5で勝利した!

初めての監督で勝利を治めることができて正直嬉しかった。
一転二転三転する試合展開をモノにできたことは今後の大きな財産だ。

私の野球指導者人生にとって新たな始まりを迎えた6月1日。
摂理歴史の中での一つ一つの歩みは、分かって悟ってみると時がピッタリと合うので驚愕感嘆、認めるしかない。

<伝道の書3章11節>
神のなされることは皆その時にかなって美しい。
神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。
それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。

“誰が”この時に監督を始めるようにし、
“誰が”数十チームの数十の試合日程を調整してこの日に合わせることができるだろうか…

ああ、本当にすごい…

試合後に監督から来た「指導者」として躍動するためのメッセージ

勝った試合を通して得る教訓より
敗れた試合を通してより大きな教訓を得るものだ

 

指導者は「脈」をよく掴まないといけない

危機であれチャンスであれ
どのようにしたらその状況に打ち勝つことが出来るのか
たくさん悩んでみるのだ

 

監督・コーチの野球のスタイル、野球の哲学を
全ての選手たちが分かっていないといけない

そのことが
指導者が選手に教え、教育すべき部分だと思う

平素の練習の時に
結局、作らないといけない

 

お疲れだった

選手に共通認識を持たせることが本当に重要だと思う

「頭」になる人(監督・コーチ)の思い・哲学・価値観が
「体」になる人(選手)にしっかりと共有されていること

それはこのメッセージにもあるように
平素の練習で実行していく課題だ

監督が見ていないところで…

監督がいる時といない時の選手たちの練習態度があまりにも違う時がある…
この時は、コーチとしてしっかりと教育するようにしている。

監督がその場にいて見ていようが見ていまいが、
関係なく、
態度を変えることなく、
熱心に練習しないといけないんじゃないか?

コーチの立場としては、
監督がいて見ていようが見ていまいが
変わることなく一生懸命にやっている、
そういう選手を監督に推薦したいもの。

 

先生は松の木が好きでいらっしゃる
常緑樹、年中緑で変わらないという理由からだ。

変わらないこと。
良い意味で。

社会の中で信頼できる人というのは変わらない人。
時間を守ったり守らなかったり。
真実を言ったり嘘を言ったり。
これでは正直厳しい。。。

 

自分自身も省みてみる。
本当に良い意味で変わらないのか。

神様はいつも見ていらっしゃる。
人間の行ないが言葉となって神様の耳に聞こえる、と先生は教えてくださった。
神様の耳に聞こえの良い行ないをしたい。
誰が見ていようが見ていまいが。

監督が見ていようが見ていまいが一生懸命練習をしなさいと選手に指導しながら自分自身に戒める今日この頃。