野球のための人生ではなく、人生のための野球

この夏に涙を流した球児たちへ

「本当にお疲れさま!」
心からまずそう伝えたいです。
数万の困苦を味わいながら今日ここまでやってきたのを私自身の経験からも分かります。

さて、野球に没頭していると、自分の人生が野球のための人生であるかのように錯覚してしまいます。
私もそうでした…

私はよくアスリートたちに問いかけます(野球選手の例)。
「もし今大けがをして野球ができなくなったらどうする?」
「野球をしていなかったら今の自分ってどうなっていたと思う?」
そうすると、皆、回答に行き詰ってしまいます…

 

<間違った思考をして行なうこと>は、
まるで運転する人がハンドルを違う方に回して
続けてスピードを出すことと同じだ。
(チョンミョンソク牧師の箴言より)

 

人生、野球だけを考えて生きるのは、正直、間違った思考です…
もちろん、高校野球に没頭するなと言っているわけではありません。
野球だけを考えて生きることに一石を投じているのです。

高校野球が終わり、ひと段落ついた今この時、少し立ち止まって自分の人生について考えてほしいです。

ユニフォームを脱いだ自分と向き合って、自分の個性は何だろうか?自分の生きる意味は何だろうか?と少し考えてみてほしいと思います。

そうして人生の根本の問いに対する答えを見つけて、人生を歩んで行ってほしいと思います。