和をなすことの秘訣は互いに話をすること=対話

選手の間もそうだし、選手と指導者の間や指導者同士もそうだが、
和をなすことに苦戦している。

同じチームであり、同じ目的・目標に向かって頑張る同志なのに、
悪口を言い合ったり、陰で互いに指摘し合ったり…

先生は「和睦」という歌を作詞作曲してくださった。
その歌詞の中に「心の中にあることを対話で解きながら」という部分がある。

人はなかなか心の中にあることを話すことができないが、
それを対話することで解くことが和睦の道だと先生は教えてくださった。

結局、対話が少なくなり、途絶えるところから和が崩れる。
小さな心の引っ掛かりもそのままにしておくと、
「塵も積もれば山となる」というように、
大きな心の壁を形成することになる。
その時には正直もう手遅れ状態と言える。

対話をすることにはエネルギーが必要。
でも、対話をしないことによって被るモノを考えたときには、
対話に時間とエネルギーを投資することが絶対重要だ。

和をなすことの秘訣と高らかに掲げたが、
対話という一見するとシンプルなようでも、
実践するのが本当に難しいし、
実践するのであれば和をなすというチームにとって大切なことをなすことだから秘訣と言える。

さて、対話をするときには本当に心情が張り裂けそうな思いをすることがある。
その時に、真実な心で話すことだし、
また、相手のことも自分が話した分くらいは聞くという姿勢が大切になる。

感情的になることもあるだろうけれども、
目的を見失わないで。

自分が良くなることだけを考えてはいけなくて、
相手も良くなることだし、チーム全体が良くなることを考えること。

先生も和睦のためにどれほどの仲介をしてくださったか分からない。
双方の意見を聞き、双方を生かす。
この部分に関して先生は本当に数知れずの問題に対処し、

自分の状況がどうであれ、双方を愛して和睦を取り戻せるように導いてくださった。

マタイによる福音書5章9節
平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。

「ピースメーカー」と言ったりするけれども、
自分も先生のように現在のチームでもそうだし、これから先もピースメーカーとなって、
和をなすプロになりたいなぁと思っています!

まずは、今のチームの現状を打破すべく、対話ができるような環境つくりをしたいと思います^^

辛い時、苦しい時に歯を食いしばることも大切だが…

スポーツ選手の気質、中でも、特に、「辛い時、苦しい時に歯を食いしばること」は形容のしようがないほどに素晴らしく美しいです。

その気質によって数々の困難艱難を乗り越えて打ち勝って、
人々の心を感動させる大舞台での活躍をして遂げるスポーツ選手・アスリートたちには頭が上がりません。

そういう自分もそのように努力してきたし、
今現在も指導者として辛く苦しいことも歯を食いしばって耐えて打ち勝っています。

 

しかし、それでは心情の限界を迎えることを知るようになりました。

 

人は努力したことに対して何らかの報いがあるときに虚しくありません。
でもその努力に相当する報いがない時、一番辛く、苦しく、心情のやり場がなくなります。

命を懸けて努力したとしても、そのすべてが報いられることはこの世の中では正直少ないし、
打ち勝った結果、残るものがないと、本当に極度の心情の苦痛を味わいます。

 

だから、大切なことは、その心情を真に分かつ「相手」を見つけることです。

 

誰にも話すことのできない胸の内を真に分かつことのできる「相手」はいるのか?

(これは僕の永遠なテーマだと思ってきました。)

 

 

先生はあるとき、
衝撃と苦痛があったけれども、堅固にやるべきことをやったそうです。
そして、「私は誰が慰めてくれるだろう?」と考えたそうです。

みなさんにもそういう時があると思います。

その時、<大きい手>が「私の手首」をぎゅっと握っている幻を見たそうです。
それは神様の手でした…

 

たくさんのモノを抱えているスポーツ選手たち。
どんなに強い選手でも慰めが必要な時があります。
そんなとき、手を取ってくださり、慰めてくださり助けてくださるのが神様だと教えてくださいました。

命懸けで自分の夢・目標に向かうみなさんの手を取ってくださる神様。
先生が教えてくださったことは、「対話をしてみなさい」ということ。
自分のことを素直に神様に話してみること。

辛い時、苦しい時に歯を食いしばることも大切だけれども、
誰にも言えない胸の内を神様に話してみてはどうでしょうか?^^