雪が積もっている中での練習

(注:写真は我がチームのグランドではありません。イメージです。)
5日前に降り積もった雪が溶けない…
日中の最高気温が氷点下の日が続き、グランドは依然として真っ白だった。
しかし、今日は練習を敢行した。
雪が積もっている中で練習するのは野球人生で初めてのことだった。

北海道の強豪校は雪の中で練習して、春の甲子園に乗り込むと聞いたことがある。
しかし、実感が湧かなかった。
果たして雪の中で本当に練習ができるのか?疑問だった。

今日、その疑問が溶けた。
やればできるし、やらなければできない。

雪の上を走っている途中で滑って転ぶ選手はいなかった。
ノックも問題なくこなすことができた。

正直、私は寒さに弱い。
夏の暑さはどれほどでも耐えられる自信があるが、寒さに耐える自信は全くなかった。
しかし、今回の冬でかなりの練達を受けたため、多少の寒さには負けない自信がついた。

最近、先生が書かれた本『自分を作りなさい』を読み進めている。
「人は作り方次第だ」という有名な箴言があるが、今、極寒の中で練習をこなしながら、寒さに負けない自分が作られている。
どんな環境・状況にも屈しない強靭な肉体と精神を作り上げてこそ、ここぞという大舞台で活躍できると思う。

元気よく雪の中を駆け回る選手たちを見て、コーチの私も頑張らなければならないと心を新たにする時間にもなった。

雪が積もっている中で練習したことは選手たちにとって強い自分を作る肥やしとなっただろう…

ところで…
グランドの雪は一体いつ溶けるのだろうか…
明日以降ようやく日中の気温が0℃以上になる予報だが…

野球の練習をアレンジする~キャッチボールで試合同様の送球練習~

前回に引き続き今回もキャッチボールのアレンジを紹介したいと思う。
今回は試合を想定した送球練習をキャッチボールの中で行なえるようにアレンジした。
実際に我がチームではキャッチボールに十分な時間を使える日には以下のような流れでキャッチボールをアレンジして練習をしている。
1.ステップなしのスナップスロー
2.普通のキャッチボール(前回紹介した足さばき・ステップを意識)
3.遠投(なるべく低いボールを投げること)
4.ベース間距離の1.5倍の距離でワンバウンドキャッチボール
5.ベース間距離で捕ったらすぐ投げるキャッチボール
6.4人1組で中継プレーキャッチボール(距離はベース間距離)
7.8人1組で挟殺プレーキャッチボール
8.ボール回し

この流れでキャッチボールをし、ノックに入っていく。
選手たちがこの一連の流れを覚えるまでには少し時間が必要だったが、一度覚えてテンポよくこなしていけるようになると、30分ほどでこの一連の流れを消化できるようになった。
キャッチボールは基本だと強調して選手たちに教育しているが、このような多様なキャッチボールを素早く正確にこなすことができれば自信を持って試合に臨めるだろう。

もちろん、これ以外にもキャッチボールの中でランニングスローの練習を取り入れたり、互いにゴロやフライを投げ合いながら守備練習を兼ねたキャッチボールをしたりと、キャッチボールのアレンジは研究すればするほど出てくると思う。
実際の試合場面を想定したキャッチボールになるよう創意工夫することが大切だ。

 

今日は主日礼拝だった。
御言葉の中で「ことごとに新しくしなさい*1」とおっしゃった。
この御言葉を聞き、今まで何も疑うことなく当たり前のように行なっていた練習を一つひとつすべて見直さなければならないと思った。
前回と今回でキャッチボールのアレンジを紹介したが、キャッチボールという練習一つをとっても、新しくしようと思えばいくらでもアレンジして新しくすることができる。
この記事がきっかけとなり、新たなキャッチボールが開発され、より内容の濃い練習作りに一役買うことができたら幸いだ。

 

 

(*1) 사사곤곤 세롭게 하라

野球の練習をアレンジする~キャッチボールの時に覚える足さばき・ステップ~

野球の練習をアレンジする」と題して、アレンジした練習を紹介すると書いたが、今日、早速、紹介していきたいと思う。

今回はキャッチボールのアレンジ。
キャッチボールをする際に、ボールの捕球の仕方に制約をかけるとキャッチボールの中身が変わってくる。
キャッチボールをただの肩慣らしとして考えず、ボールの捕球を意識せずにただ何となく行なっているところを足さばき・ステップを覚える絶好の機会と捉えていく。

1.グローブ側の足を半歩前に出して捕球する。
正面のゴロ捕球はローブ側の足を半歩前に出して捕球する。
姿勢は異なるものの、足さばき・ステップをキャッチボールの中で身につけることは十分に可能だ。

2.投球腕側の足(投げる際の軸足)を半歩前に出して捕球する。同時にボールの握り替えをする。
ボールを捕ってから投げるまでの時間を最大限短くしようとするならば軸足に体重を乗せながら捕球と握り替えを同時に行なわなければならない。
この動作は数千、数万回の反復が必要だ。
キャッチボールをする時には毎回意識して行なうことをおススメする。

3.投球腕側の足(投げる際の軸足)を半歩後ろに引いて捕球する。
これは内野手がダブルプレーを取る際に使う足さばき・ステップだ。
一例だが、セカンドがショートからボールを受け取る際には、ベースをグローブ側の足で踏み、軸足を後ろに引きながら捕球する。

この3種類以外にも様々にボールの捕球方法にアレンジを加えることができると思う。
「今日は捕球時に2の足さばき・ステップを練習してみよう!」とキャッチボール前に一声かければ内容のあるキャッチボールになるのではないだろうか。

 

一年間「新しく変化して行ないなさい」という御言葉を命の御言葉だと思い、考えから忘れず、毎日行なって生きなければならない。
(2021年1月3日主日の御言葉より)

今年一年、今までも行なっては来たが、一層新たな野球の練習の方法を模索し、野球の練習をアレンジしていきたいと思う。
乞うご期待。