ある選手が嘔吐した。
コロナ下、敏感な時期であるがゆえに心配したが、軽い腸炎だった。
病院に行って点滴をうち、お粥を食べ、試合を除き、最大限別行動で体調を整え、回復に成功した。
なんと、その選手のいとこが遠征先に住んでいたという奇跡。
神様は事毎に助けてくださるとおっしゃったが、人を通して助けてくださる神様の御働きに感謝感激した。
幼い選手たちに対し、全国大会という大舞台で平常心で戦いなさいと要求することは酷だ。
親元を離れ、普段とは全く違う環境の中で試合をこなしていかなければならないためどれほどストレスがかかるだろうか…
このようなストレス下の中でもプレーすることを通して精神的に何倍も何十倍も大きく成長することができる。
一回戦は、下馬評では五分五分と言われていたようだが、コールドで勝利することできた。
100持っている力を100出せるようにしてあげられるように工夫を凝らすのが我々指導者の役割だと思っている。
私はいつも選手の肩の荷物がおりるように声かけをしている。
特に孤独を感じる投手に対しては「マウンドに行ってキャッチボールをすると思えば良い」と声かけをしている。
ストレスに強い選手は、数々のストレスを経験し、そのストレスと対峙し合ってきた選手。
全国大会という大舞台は強度の高いストレスだと思うが、そのストレスの中で選手たちが強くなることを願うばかりだ。
今大会、どこまで勝ち上がることができるのだろうか、乞うご期待。
2021/10/07 10時49分 ホテル内で