野球少年たちの純粋な姿

毎週土曜日は朝早くからユニフォームに袖を通す。

週に一度だけ野球を楽しむ子どもたちの野球教室があるからだ。
そこに通って来る子どもたちは本当に愛おしい。

ある親御さんから一通の連絡が来た。
監督・コーチ、いつもお疲れ様です。我が子は土曜日の野球に行く日ばかりを待っています。
と。

純粋に野球が好きで、野球を楽しみにする子どもの姿に胸が熱くなった…

ある子は両親が仕事で忙しいため、私が車で迎えに行くのだが、
ユニフォーム姿の小さな野球少年が時間通りに道路脇で立って待っている姿はとても愛おしい。

その子は必ず約束の時間を守って待っている。
その子はどれくらい前から待っているのだろうか?とふと気になって、
約束時間の10分前に行ってみたことがあるのだが、
その時、その子はもうすでに待っていたのだった!

野球が好きで、週に一度のその時間が楽しみでしょうがない、そんな少年の純粋な姿を想像してみてほしい。

子どもたちに野球を教える指導者としての責任の大きさを感じる。

そういう純粋な野球少年たちの思いに全力で応えていくことが我々野球指導者の使命ではないだろうか。

彼らが純粋なその気持ちを忘れることなく成長していくことができるようにサポートしてあげたい。

最近の韓国での生活

皆さんは、コロナ禍の中、どのように日々過ごされていらっしゃるでしょうか?

今年に入ってからの私個人の生活の記録を簡単に紹介したいと思います。

 

〈1月末〉
家族(奥さんと0歳の子ども)と共に韓国へ。
韓国国内でコロナウイルスに患った人は指で数えられるくらいだったが、
かかることを心配し、最大限人と接触しないようにして帰宅。
その後、2週間ほど活動自粛。

〈2月末〉
野球の練習中止
最大限外出自粛(スーパーへ買い物に行くくらい)

〈3月〉
個人・小グループでの練習再開。

〈4月〉
全体練習再開

〈6月〉
練習試合解禁

〈6月下旬〉
第二波でまたも練習自粛。

〈6月末〉
練習再開

〈7月下旬〉
大会開催

 

1月の末に家族揃って韓国入りしていなかったら、
今も単身赴任のまま過ごすしかない状況だったと思います。

また、たくさんの感染者が出る中、
私の家族はもちろんのこと、我がチームの監督・コーチ、選手、保護者を含めて誰一人としてコロナにかかりませんでした。

守ってくださった神様に本当に感謝します。

一つのことだけを考えるな

昨日、試合に向かう道中に書いた文章をあげましたが、
帰途でも短く書いた文章があるのであげたいと思います。

 

試合が終わってからバスに乗り込んで5時間が経過していた。
観光地の活性化のために野球大会を誘致するというアイディアは素晴らしいとは思ったが、
こんなにもひどい渋滞に巻き込まれるとは…頭が痛い…

過去に夜行バスは何度か乗ったことはあるが、
試合後の疲労感に加え、密の中で数時間も耐え忍ばなければならないストレスは試合以上かもしれない…

 

何かをするときには、そのことによって何か他に問題が起こらないか考えること、
一つのことだけを考えるな、と先生はコーチしてくださいましたが、
まさにそういう事態に直面したのでした。

試合が終わってバスに乗り込んだのが16時30分ごろでしたが、
帰ってきて我が室内練習場の時計を見たら…
24時30分…
渋滞に巻き込まれ、およそ8時間かかりました…

さすがに帰りの渋滞を想定して対策を取ることにまで頭が回っていませんでした…

 

指導者はリスクマネージメントの能力も兼ね備えていないといけないと思いますが、
いつも最悪の事態を考え、備えて行動することが要求されます。

先生のコーチのように、一つのことだけを考えていないのか、いつも省みながら行動することで、
リスクを回避していくことが大切です。

今回は「宿泊」という選択肢もありましたが、
経済的な面で極力節約しようという一つのことだけを考えて動いてしまったことが問題でした…

 

目の前で起こる一つ一つの出来事を通して教訓を得、学ぶ日々の連続です…