初のカタカナ祝日?「体育の日」が「スポーツの日」に?

みなさん、「体育の日」ってご存じですかね?

どういうきっかけで定められた祝日か知っていますか?

 

きっかけは1964年の東京五輪でした!

世界的な絵画・作品の展示会や学会・フォーラムが開催されても祝日にはならないのに、スポーツの祭典・オリンピックはどうやら特別のようです。

 

 

さて、「体育の日」が名称改め「スポーツの日」にしようとする動きがあります。

以下、朝日新聞より記事全文を引用します。

体育の日、スポーツの日に変わるかも 初のカタカナ祝日

 1964年東京五輪の開催をきっかけに制定された「体育の日」の名前が「スポーツの日」に変わりそうだ。超党派でつくるスポーツ議員連盟(会長・麻生太郎財務相)が25日、名称変更に向け祝日法改正案を作成するプロジェクトチームを設置した。

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、「体育」より広い意味を持ち、自発的に楽しむ「スポーツ」の意義を広める狙いがある。チームは5月ごろまでに祝日法改正案を作成し、今秋以降に国会へ提出、早ければ18年からの変更を目指す。

 体育の日は66年に国民の祝日となった。もともと64年東京五輪が開幕した10月10日だったが、00年からハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日になった。スポーツ庁によると、国民の祝日にカタカナの名前が付くのは初めてという。

(2016年1月26日 朝日新聞デジタル)

 

4年後に迫った東京五輪ですが、国は様々に動き出して準備を進めていますね!

各競技の選手たちも東京五輪を視野に入れて練習に取り組んでいることでしょう。

 

 

東京五輪、待ち遠しいですね!

みなさんは、4年後、どんな姿でその時を迎えますか??

 

20151118-38_Ja

<時間>は
「自分の行ない」によって
長くもあり、短くもある。

 

1日を、1分を惜しんで使う人が、4年後、最高に理想的な姿になっていることでしょう。

 

頑張らねば!!

 

【大相撲】琴奨菊が初優勝、日本出身力士としては10年ぶりの優勝

2016年1月24日、大相撲初場所は千秋楽を迎えました。

勝てば優勝の大一番で、東大関・琴奨菊が西大関・豪栄道との取組に勝利しました。

琴奨菊は初めての優勝、日本人力士としては10年ぶり(58場所ぶり)となる優勝を果たしました。

 

 

<涙の優勝インタビュー(スポーツ報知より引用)>

-ついに初優勝

 「言葉に表せないぐらい本当に嬉しいのと、辛いときもなかなか成績が残せなかった時も、本当にたくさんの方々に応援いただいて、今、自分がこうして立っていることが本当に嬉しいです」

-けがで苦しい時期があった

 「半年ぐらい前から続けたトレーニングが合っていて、本当にたくさんの方からの応援と声援と師匠の教えの下、頑張った結果だと思います。うれしいです」

-勝てば優勝だった

 「自分のことを一生懸命やって。あまり考えずに土俵に上がろうと思って、一日のルーティンが、毎日続けてくれた若い衆のおかげです」

-いつもの手順で今日も臨んでいた

 「一日中ルーティンでした」

-3横綱を破って単独トップに立った

 「やるべきことをしっかりやって、土俵上の勝ち負けよりも自分が決めたことをやりきるという気持ちの元、土俵にあがって、おのずと結果がでて。本当にうれしかったです」

-豊ノ島に敗れたが立て直した

 「呼吸を止めてずっと我慢していた状態だったので、何か豊ノ島とは何か縁があるなと思う。負けたんですけども、目一杯いって、自分の相撲を取ったので、次の日につながったと思います」

-その豊ノ島に花道で出迎えられた

 「『よかったね』といわれて。最高にうれしいです」

-今日は両親が国技館に来ていた

 「両親には一番つらいときに壁になってくれて、自分を支えてくれたので、本当に感謝の気持ちしかありません」(こみ上げるものがあり、言葉に詰まる)

-日本出身力士10年ぶり優勝

 「私の初優勝がたまたまその10年ぶりの優勝だったということなんですけども。今日、本当に優勝できてうれしく思います」

-(綱取りへ)来場所が大事になる

 「自分の相撲をやりきったら、できるという自信がつきました。頑張っていきます」

 

 

参考:スポーツ報知

達人への道

「達人」

様々な分野でそのように呼ばれる人がいます。

 

ドキュメンタリー番組などで「達人」と呼ばれる人の特集を観ると、その壮絶な達人への道の歩みに感動を覚え、時には涙が出るくらいです。

しかし大切なことは、それを観て感動して終わるのではなく、「達人」になるための秘訣は何なのか、自分も「達人」になるためにはどうすればいいのかについて、「達人」と呼ばれるようになるまでの道(過程)をみて学ぶことです。

 

 

さて、スポーツ心理学の世界では、『運動技能学習の3段階モデル』によって運動学習の過程を説明しています。(ここではその是非については問いません。)

このモデルをもとにして、「達人」への道(過程)を、ゴルフの例でみてみます。

○運動技能学習の3段階モデル

①認知段階
基本的なルールを知る、クラブの握り方を知る、構やショットの打ち方を覚えるなど、基本的な知識や動作を習得する段階。
この段階ではルールの勘違いや空振りなどの粗大な誤りが起こる。

②連合段階
基本的な動作の習得が進み、粗大な誤りが減少する段階。
めったに空振りなどしなくなるが、コースなどの状況・環境によって飛距離やスコアが安定しない。

③自動段階
動作自体に注意を向けることなく十分に安定した動きができる段階。
コースの形や地形、気象条件、相手とのスコアの差を考慮したショットの選択などが可能になる。

この③の自動段階は「達人」の特徴と言えます。

 

ゴルフを例にしましたが、周りの人々見てみると「達人」と呼べる(自動段階に達している)行動をしている人たちがたくさんいます。

例えば、食事の場面

人々は箸を使って食事をこぼすことなく口に運ぶことがでます。(たまにこぼすかもしれませんが。)

すなわち、箸使いの「達人」です!

 

その過程を簡単にみてみます。

①箸の使い方は頭で分かるけれどもなかなかうまく掴めない。こぼす。

②こぼすことはなくなったけれども、豆などの小さいものやラーメンなどの滑りやすいものはこぼしてしまうことがある。

③豆でもラーメンでも何でもこぼさない。箸以外の2本の棒があれば箸替わりに使える!

 

 

ここまで「達人」への道(過程)をみてきましたが、「達人」と呼ばれる人も、全くできなかったところから始まり、試行錯誤の過程を経てきたことをよくよく覚えておかなければなりません。

そうしてこそ、自分も「達人」になれる希望が見えます!

 

それでは、「達人」になる過程をどのようにすれば乗り越えていけるのかについて考えてみましょう。

試行錯誤の過程は辛く、できなければ逃げ出したくなりますが、そのような時にはどうするのがよいでしょうか?

 

答えはシンプル、「繰り返し努力」です!

繰り返し努力することで、何も意識せず、自動で、楽に行なうことができるようになり、人々から「達人」と呼ばれるようになるのです!

20131009-17_Ja

みんな繰り返し努力して達人になって行なえば、
車に荷物を載せて走るように楽で、
そうでなければ、
荷物をリヤカーに載せて遠い道を引っ張って行くように大変だ。

 

「達人」への過程は荷物をリヤカーに載せて遠い道を引っ張って行くように大変です。

しかし、繰り返し努力することによって、「達人」になり、その時から車に荷物を載せて走るように楽に行なうことができるようになります。

 

ここで人々の中にあって「達人」になる過程で大きな弊害となるものがあります。

それは、“ただ”で得ようとする心です。

人は何か“ただ”で拾ったり、得たりしたら本当に嬉しいです。
しかし実際“ただ”はほとんどありません。
みんな過ぎた日に自分がどれだけ“ただ”で得たか考えてみてください。
ほとんどないでしょう?
“ただ”ばかり望んで生きたら、「得るもの」がありません。
(鄭明析牧師による主日の御言葉より)

“ただ”で得ようと待ち望んでいるならば、いつになっても「達人」になることはできません。

そのような心は“ただ”ちに捨てなければなりません。

 

 

 

達人への道。

達人の姿を見てうらやましく思うのか、あるいは自分が達人になって楽に行なうのか。

それは“ただ”で得ようとばかりするのか、あるいは繰り返し努力しようとするのか、あなたの心次第です。

 

 

 

参考:摂理のコミュニティサイト・マンデー(主日の御言葉)(一行メンター)、『スポーツ心理学事典(2008)』