【扉を開けるカギ】の第10話は野球教室の立ち上げに成功した人の話。
どんな分野においても新しく事業を始めることは易しいことではない。
ましてや起業するとなれば、それ相応のリスクを背負っていかなければならない。
彼はコロナ禍の中でも野球教室を立ち上げる夢の実現のために奮闘していた。
彼は毎日祈りを捧げ、野球教室を立ち上げの成功を切望した。
ある時、起業に挑戦していく彼に扉を開けるカギが渡された。
他でもない、チョンミョンソク牧師が伝えてくださった神様の御言葉だ!
チョンミョンソク牧師はどのような御言葉をしてくださったのだろうか?
“위치가 중하다”
“位置が重要だ”
起業を進める中で、数々の決断に迫られる。
何かの決断をする際、どのように決断をしたら良いのか分からなくなることもある。
ひとつの決断の過ちによって取り返しのつかない事態を招くこともある。
特に、事業所を構える場所の決定に関しては、本当に重要な決断となってくる。
一度契約すれば、契約の内容によるが、少なくとも3年はその場を離れることができなくなる。
彼はチョンミョンソク牧師のおっしゃった「位置が重要だ」という言葉を繰り返し考えながら不動産の情報を集めた。
集客が多く見込める都市部を中心に市場調査し、最適な事業所の場所を定めようとしていた。
彼は、扉を開けるカギをぎゅっと握りしめ、場所の決定に関しては決して妥協しなかった。
しかし、探しても探しても良い場所が見つからない。
そうして半年もの歳月が流れた。
マタイによる福音書7章7節
求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。
「皆、求めるのは得意だが、その次、あまり探さない。」と過去におっしゃった御言葉も思い出さ、探すことにも一層力を注いだ。
また、神様はいつも人を通して働かれるというコーチングもあり、人のつながりを大切にし、ある人の紹介を受けて、不動産に出向くにした。
その不動産から紹介された場所は考えの片隅にもなかった都市部から30~40分離れた場所だった。人口は約20分の1。
ただし、交通の便はよく、(車通りも多く)都市部よりもラーニングコストが抑えられるというメリットを採り、小さく始めるというビジネスの鉄則に則ってその場所で決断をした。
その場所は、実は、野球人口が比較的多く、バッティングセンターなども周辺にはなく、潜在ニーズがあった場所だったのだ。
蓋を開けてみて、どれほど良い場所かがさらに悟られたのだという。
(ほぼ一年の間に初期投資費用を回収できたそう!)
【扉を開けるカギ】をもし持っていなかったならば、どうだっただろうか?
適当な場所を決めて始めていたかもしれない。
野球教室という夢が夢で終わっていたかもしれない。
彼に限らず、このチョンミョンソク牧師のコーチングが多くの人の【扉を開けるカギ】となることを信じて止まない。