命を懸けて行う者は、命を懸けて行う者を認める。
人は自分自身が経験したことのない事柄については、
理解の範疇を超えてしまう。
少しでも経験したことのある事柄については、
その少しの経験を通して理解することができる。
命を懸けて行う者は、命を懸けて行う者を認める。
人は自分自身が経験したことのない事柄については、
理解の範疇を超えてしまう。
少しでも経験したことのある事柄については、
その少しの経験を通して理解することができる。
チームビルディング
同じ一つのゴールを目指し、複数のメンバーが個々の能力を最大限に発揮しつつ一丸となって進んでいく――そうした効果的な組織づくりや、チームをまとめる手法
(人事労務用語辞典より)
今日はチームビルディングについて。
チームビルディングに関する研究はこれまでに数多くなされて来ました。
特に集団スポーツにおいては“チーム”というまとまりがとても重要で、
いかにして良いチームを作っていくのか?については、
指導者の方々は日々悩んでいらっしゃるかと思います。
そんなチームビルディングの秘訣を今日は書きたいと思います。
タックマンという心理学者が提唱しているモデルがあるのですが、
4つのプロセスを通してチームが出来上がっていくと言われています。
①形成期
メンバーが決定し、チームの目標や課題を共有する時期
お互いのことをよく知らない状態②混乱期
チームの課題を解決するアプローチを模索する時期
メンバー間で考えや価値観がぶつかり合う嵐の状態③統一期
チームとしての行動規範や役割分担が形成される時期
メンバーがお互いの考え方を受容し、関係性が安定する状態④機能期
チームとして機能し、成果を創出する時期
チームに一体感が生まれ、チームの力が目標達成に向かう状態
一番頭を悩ますのが②混乱期の時期です。
タックマンが絶妙な比喩を使っていますね。
“嵐”のような状態に陥ったチームをどのようにしたらよいでしょうか?
この“嵐”のような状態を抜け出すことができれば、
チームは半分は完成したようなものですし、
この“嵐”のような状態を抜け出すことができなければ、
チームは崩壊してしまうことででしょう…
さて、この②混乱期を一体どのようにして乗り越えていけばいいのでしょうか?
2つ提案したいと思います。
その一
チーム全員が「よくても悪くても・・・我々は一つだ!」という考えを持つことです。
この考えがチーム全員にあればチームが崩壊することはありません。
良かろうが悪かろうが自分たちは一つ、
すなわち、運命共同体だということを根本的に認めれば、チームの崩壊には至りません。
その二
互いに「対話」することです。
心にあることを対話で解くことです。
自分の思っていること、胸の内を話すことです!
胸の内を話せばその時には互いの考えがぶつかり合うことがあるでしょうが、
③統一期の説明にもあるように、互いの考えを許容するという段階に進むことができます。
もしも胸の内を話さなければ、
どのような考えを相手が持っているのか、
互いにわからないままで終わってしまいます。
日本人はなかなか胸の内を話すことが難しい(?)かもしれませんが、
前に進むための方法は「対話」することです。
(もちろんこの2つの他にもあると思います。)
これから本格的にシーズンに入っていくスポーツが多いと思いますが、
ぜひともチームビルディングの秘訣を活かしてほしいです^^
①「よくても悪くても・・・我々は一つだ!」という考えを持つこと。
②互いに「対話」すること。
摂理でスポーツ行事を行なうときに心がけていることがあります。
それは「初心者も一緒に楽しむことのできる場を作ること」です。
今回、ソフトボールをやったのですが、
初心者も何人か一緒に参加してくれました。
ソフトボールを終えて、
参加してくれた初心者の方々が
「初心者も楽しめるからいいねぇ!」や
「野球部は怖くて一緒にスポーツをし難い印象だったけれども、
みんなが終始ニコニコしていて一緒にやりやすかったし、
野球部に対する印象が変わったよ!」と
感想を言ってくれました!
(確かに怖いイメージがあるかもしれません…
現役時代の写真を見てみると、自分でも近寄りがたいと思います…汗)
(みなが笑顔なのは鄭明析牧師がスポーツをするとき笑顔だからです^^)
さてさて、
今回「初心者も一緒に楽しむことができる場を作ること」を目指して心がけたことがいくつかあるのですが、
そのうちの試合をした時のポイント2つをあげたいと思います。(ぜひご参考に)
1.ルールの工夫
ソフトボールの中に「スローピッチルール」というルールがあります。
これは1.8m~3.0mの高さで投手はボールを投げなければならないというルールです。
(スローピッチルールを採用しているプロのリーグもありますよ!)
思ったよりも山なりのボールが来るため、
野球やソフトボールを長年やってきた人たちにとっては難しいし、
また初心者にとってはボールが遅いので打つことができます。
また、2ストライク後のファウルはアウトになるため試合の進行がスムーズであり、
野球よりも展開が早いです。
そのため、初心者にとっては打撃機会・守備機会を多く得られることにもなります。
2.ポジションを流動的にする。
試合中よほどのことがない限りは、
ポジションを変えることはほとんどありませんが、
どんどん変えていきます。
初心者でも内野の守備に挑戦します。
やはり内野での守備機会が多いので、
守備機会にたくさん触れられるようにするという狙いです。
(初心者は外野に回されがちですよね。。。)
また、鄭明析牧師は「スポーツで人生を生きる方法を学ぶ」ということに目的を置くようにコーチしてくださっているのですが、
経験者が初心者をどのように活かすかを考えることでチーム全体を活かす、すなわち組織全体を活かす方法を学ぶことができます。
この2つを一度取り入れて試合をしてみてはいかがでしょう?
初心者も一緒に楽しむことができる場を作ることにみなさんも挑戦してみてください!!