スポーツと環境問題~「微細粉塵」による野球の試合中止~

韓国の首都ソウルで非常に高い数値が記録された。
ご存じの方も多いとは思うが、その数値とは「微細粉塵」の数値だ。
視界不良になるほどに粉塵が空気中を舞うというのは信じがたいだろうが、現地(韓国)にいる私はその影響をまともに受けているため、信じるも何もない。

こちらの記事をご参考になられたらその実態がよく分かると思う。
ソウルが世界ワースト1位 過去最悪の大気汚染

 

さて、長い冬が明けて、野球の試合シーズンが始まった。
早速わがチームも3月1日から開催された地方大会に参加した。

この大会は私の野球人生の中でも忘れられない大きなストーリーの一つとなったので詳細に書きたいと思う。

 

~3月1日~
初日に予定されていた試合はなんと「微細粉塵」により中止。
野球を始めて以降「微細粉塵」で試合中止を経験したことはなかった。

しかも、勝敗をまさかのくじ引きで決めることになったのだ。

実力ではなくくじ引き・・・ではあったが、チームは勝利した!!

 

~3月2日~
くじ引き勝ちでコマを進めた3回戦(1回戦はシード)は苦しい試合展開となった。
延長戦にまで試合はもつれたが、勝敗がつかず同点でゲーム終了…

大会規定により、またしてもくじ引きで勝敗を決めることになった。

幸運にも、いや、確かに神様の助けによってチームは勝利を手にした!!

 

この日はダブルヘッダーで試合が組まれていた。
簡単な昼食を取って次の試合に備えた。

待機していると、なにやら監督たちや審判たちが騒がしい…

なんと…

なんと…

「微細粉塵」によって試合が中止になってしまったのだ…

またしてもくじ引きか・・・と思っていたのだが、
中止となった試合は次の日に持ち越しとなった。

明日に気持ちを切り替えて試合会場を後にした…

 

~3月3日~
残す試合は2試合、準決・決勝となった。
試合会場に足を運び、気合を入れてウォーミングアップをし、試合前のすべての練習を終えた。

しかし、なぜかそこで「待機」の指示が出された。

嫌な予感…

まさか…

その予感は的中。
またしても「微細粉塵」のために試合は中止となったのだ…

ウォーミングアップもすべて終わらせたのに…
何とも言葉にはならないもどかしい気持ちのやり場はどこにもなかった…
ただただ茫然と会場を後にするしかなかった…

 

野外のスポーツは環境に左右される要素が実に多いが、今回の経験を通して痛切にそのことを感じた。
同時に、スポーツに携わる者として、環境の問題にも真摯に向き合っていかなければならないと心を新たにする機会となった。

 

中止となった試合は週をまたいで行なわれることに。
空いた週の間にチームは休養を取り、試合のための一層備えて練習に打ち込むこととなった。

 

~3月4,5日~
チームは休養を取った。

 

~3月6,7日~
試合に向けた練習をしなければならないが、やはり「微細粉塵」がひどかった。
練習禁止の数値ではなかったが、マスクを着用しての練習となった。

韓国に来て4年になるが、「微細粉塵」がここまで深刻な年はなかったように思う。

マスクを着用しての練習も野球を始めて以来初めての経験だった。

 

~3月8日~
試合の前日、最後の練習をした。
この日は快晴で、前日とは打って変わって「微細粉塵」の数値が驚くほどに低くなった!
これ以上にない野球日和だった!!
最高の天候のもと、最高の試合の準備ができたのだった!!!

 

~3月9日~
いよいよ試合を迎えた。
心配した「微細粉塵」はどうやら大丈夫のようだ。

この日は摂理にとっても野外で重要な行事が行われる日だった。
行事のたびに良い天候で迎えられるように神様が導いてくださるが、この日も実に素晴らしい天候となった!


行く途中で虹が出た!
どうやら試合で良い結果が出そうだ!と期待に胸が膨らんだ。

 

迎えた準決勝。
2回までに8得点を挙げ、一挙に試合の雰囲気を作り上げた。
結果、15対5で勝利を治めた!

残すところ、あと1勝。

 

迎えた決勝。
前半は投手戦となり0対0。
しかし、悲劇は本当に小さなところから始まった。
外野に飛んだヒットは地を這うように加速し、打球を処理し損ねた間に2塁まで進塁を許してしまう。
そこから送りバントで3塁。
次の打者を追い込んでからの勝負球だった。
捕手がパスボール…
先制点を許してしまう。
そこから流れは一気に相手に。
気づいた時にはもう5点を失っていた…

結局試合は12対2。
完敗だった…


先生は小さなことを絶対におろそかにされない。
なぜか?
大きなことに繋がっているからだと教えてくださった。
本当にその通りだ。
小さなこと一つから始まって大きなことに発展していく。
聖書にもある通りだ。

 

悔しい準優勝。
準優勝トロフィーを片手にバスに乗り込んだが、不図、試合会場に向かうときに見た虹が思い出された。
虹は神様の啓示だとは思うけれども何の啓示だろうか?
そう考えながらバスの窓から過ぎゆく景色を眺めていると、またも虹が出ていた!!


美しい夕日と虹。
先生が教えてくださったように、これが聖霊様の美しかぁと感嘆すると共に、何か神様が伝えたいメッセージがあるのではないかと続けて考え祈った。

 

~3月10日~
この日は主日。
主日の御言葉は「神様と聖霊様に感謝しなさい」だった。

感謝しなさい。
野球ができるということは当たり前のことではない。
野球ができること自体に感謝しなさい。

自分が受けた感動はスポーツをすることができるようにいつも環境を整えてくださっていることに感謝するようにとのことだった。
やはり御言葉で答えを受けた。

また、神様が環境を整えてくださって思う存分にスポーツをできるようにしてくださったことを約束の虹として見せてくださったのではないかと思っている。

誰が天候を変えることが可能だろうか?
誰が一日に2度も異なる種類の虹を作り出して見せることができるだろうか?

客観的に考えてみても、神様を認めるしかないのではないか。

 

 

3度の「微細粉塵」による試合中止。
この経験がスポーツと環境について一層深く考えるきっかけになったし、
また神様が環境を統治してくださりながらこれまでのスポーツ活動を守ってくださったということを悟って一層感謝するきっかけとなった。

以上。

普通にやったら普通にしかならない

普通にやったら普通にしかならない。

この鄭明析牧師の言葉に目が覚めた。

 

普通にやったら普通にしかならないのに、
多くの人たちは普通にやっておきながら大きな成果を得ようとしている場合がある。

 

わがチームを考えたとき、危機感が芽生えてきた。
「今年も去年のように勝てるだろう」と思っている雰囲気があることを否めないからだ。

先日、初戦を引き分けで終え、抽選勝ちをおさめたのでムードは良かったが、
攻守共にたくさんの課題が残った内容だった。

野球は突き詰めれば突き詰めるほどに精密なプレーをこなすことができる。
今回課題が残ったことで言えば、バント処理プレー。
内野がプレッシャーをかけ、進塁を許さない“シフト”プレーがあるが、
進塁を阻止できたが阻止できずに、続く打者にヒットを打たれ得点を許してしまったのだ。

少年野球にここまでの水準を要求するか?と驚かれるかもしれないが、
普通にやったら普通にしかならないのだから、
全国で頂点に立とうと思うならばこのくらいの水準のプレーをしていかなければならないのだ。

みなさんは何か大きなコトを成し遂げたいと思っているだろうか?

「普通にしたら普通にしかならない」ということを自分に投げかけ、
この鄭明析牧師の言葉を自分の行動の起爆剤にしていただきたい。

得ようとしているモノ、成し遂げようとしているコトがどれほどだろうか?

その規模が大きければ大きいほど、
それ相応の行ないをしないといけないのではないか?!

今年もチームが良い成績をおさめられるように、
コーチとしても“普通”を抜け出して頑張っていきます!!

どのようにするかによって良し悪しが左右される

プロ野球を見てみると、
このオフシーズンに暖かい地域に行ってキャンプをしています。

ニュース記事を見てみると、
ある選手は調整がうまくいっている。という話であったり、
ある選手は機密に調整を進めている。という話であったり、
試合が行われている時期よりも騒がしいくらいです。

このオフシーズンをどのように乗り越えるかによって、
今年一年のパフォーマンスが大きく変わってきます。

だからこそタイトルの御言葉を心に留めておくことが大切です。

 

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