与えられたモノを貴重に使うこと

「今年の夏も暑いだろうなぁ~」

練習に励む中、このような考えが浮かぶしかない天候…
まだ5月中旬というのに日中の日差しは真夏並み…

 

今年、選手の運動中の水分補給を手助けするために、
チームとしてペットボトルの水を提供することを決めた。

先週からスタートした水の提供。
私は水をまとめ買いして保管・運搬を担当することになった。

 

提供する側としては、もちろん、選手のためを思う一心で何の見返りも期待してはいない。
しかし、礼儀というものは備えなければならないのではないか。
貴重なモノを貴重に使って享受する術(すべ)を知らないといけないのではなか。

そんな思いで選手たちに対して厳しく教育をした。

「チームで提供している水は“お金”だ。
“お金”を捨てるのか?
このグランドだってそうだ。
自分たちに与えられたモノを貴重に使わないといけない。」

(どんな状況であったかと言うと…
誰一人として感謝を伸べる者がいなかった…
残った水をその辺に捨てる者がいた…
さらには提供している水で手を洗う者もいた…)

先生は今週の御言葉でこのように教えてくださった。

神様がくださった祝福を貴重に使い、享受しなさい

様々に自分が得ているモノは、根本的には神様がくださった祝福だ。
今回の一件を通して、神様までつなげて考えて、様々なモノを貴重に使って享受しなければならないと自分自身を戒めた。

 

貴重なモノを貴重に使うことのできる選手たちになってほしい。
そんな思いで選手たちに教育したことを紹介した。

野球選手としてユニフォームに袖を通すということ

世の中は「GWだ」、「10連休だ」と言って騒がしいけれども、
野球選手にとっては全く関係のない話題だったのではないかと思う。

 

私のチームも目まぐるしい試合スケジュールに追われ、
気づいたらGWの終わりになってしまった…

 

今日の試合、あまりの過密スケジュールに選手は疲れていたのかもしれない…
初回にノーアウト2塁の得点機会を作ったが得点できず、逆に4点を与えてしまった…
逆転の機会をうかがい耐え忍んでいたが、5回に途中交代で上がった投手の制球難で3点を失い戦意喪失…

  123456 T
自|000000 0
相|40003x 7

0-7で完敗だった…

 

試合後のミーティングで監督は重い口を開いた。

野球選手としてユニフォームに袖を通すということにはそれなりの責任が伴う。
試合に出場するのならばなおさら。
毎回毎回試合ごとについて回りながらもベンチから出れない選手もいる。
野球をするということ、試合に出るということ、そのことを価値あるように思わないといけない。

負けたからではない。
試合に出場した選手のひたむきさの欠いたプレーをご覧になり、
野球選手としての在り方をもう一度考え直すようにと教育してくださった言葉だ。

 

“ユニフォームを着る”ということが一体どういうことなのか、
その“行為”に野球選手としての自負と誇りを持っていたのかどうか…

自分も今一度深く深く考えるきっかけとなった。

世の休日などとは関係なく一心不乱に白球を追いかける、
そうやっていってこそ野球選手として一流の境地に立てる。

他の人と同じようにやっていては他の人よりも抜きんでることはできないと思う。

 

先生はおっしゃった。

うまくやるならばうまくいく。

野球選手としてユニフォームに袖を通すということへの自負と誇りを持って、
もっともっとうまくなろうと歩みを止めないこと。

もっともっとうまくなれる。
もっともっとよくなる素材がある。

今後に期待したい。

P.S.
来週から代理監督になります!
コーチ4年目にして急遽指揮を執るようになりました!
応援よろしくお願いします!

野球の何がそんなに面白いのか?それは、最後までやってみないと分からないことだ!

試合続きで疲労困憊でありながらも
主の精神でイキイキしているLDKです。

(40日ぶりの更新になりました…
待っていた皆様、お待たせしました…)

昨日は全国・ベスト4を懸けた試合がありました。
その試合でタイトルにもある通り
「野球の何がそんなに面白いのか?」という問いの答えを得ました!

(最近、小中学生たちの野球チームの激減、甲子園での様々な問題などを傍らにして、根本的な野球の面白さ・魅力に回帰しないといけないと感じています。)

<試合の振り返り(先攻が我がチーム)>

  123456 T
自|       0
相|       0

1回表)2アウトからヒットで出塁するも繋がらず無失点。

1回裏)先頭打者をセカンドゴロに打ち取るも、ファーストがボールを追いかけ、ピッチャーもベースカバーが遅れて内野安打にしてしまう。(先頭打者に出塁を許す嫌な展開…)
盗塁を許してしてノーアウト2塁とするが、2番打者をサードライナーに打ち取って1アウト2塁。
3番打者が左打席に入った。
この日の我が投手の調子は良い方だった。ストレートも十分に走っていた。決して甘い球を投げたわけではなかった。打者が勝った。インコース低めのボールを場外に運ばれた…
いきなり痛い一発をくらって0-2。
しかし続く4番・5番打者をストレートで見逃し三振に打ち取り最小限で失点をとどめた。

  123456 T
自|0      0
相|2      2

 

2回表)3者凡退。(序盤の流れは完全に相手だった…)

2回裏)先頭打者をセカンドゴロに打ち取って1アウト。
続く打者にはにフォアボールを許して1アウト1塁。さらに盗塁を許してしまいノーアウト2塁。さらにさらに相手は3盗を仕掛けてきた。タイミングは完全なアウトだった。しかし悪送球で走者は一気にホームイン、0-3。
続くボールがデッドボールとなり1アウト1塁。嫌な流れを断ち切れない…
またまた盗塁を許してノーアウト2塁。ここでまたも3盗を仕掛けてきた。今度こそは、と思いきや、同じようなミスが出てしまい失点、0-4。あまりにも痛い序盤での4失点…
ここで投手交代。交代した彼が踏ん張ってこの回は何とか切り抜けた。

「あと4回残っている」(リトルリーグの規定は6回まで)
監督が選手に最後まで戦う精神を入れた。

  123456 T
自|00     0
相|22     4

 

3回表)先頭がフォアボールで出塁した。続く打者はショートゴロでゲッツー崩れ、1アウト1塁。
やられたらやり返す。盗塁を成功させて1アウト2塁。
打席にはキャプテン。
監督からは三振しても構わないから思いきることだとアドバイスが送られた。
そのアドバイスの通りに思い切って振り抜いた結果、打球はライトの頭を超えてツーベース!
2塁ランナー生還で1-4。
ここで相手も投手交代。全国でもトップクラスの長身サイドスローがマウンドに上がった。
後続が三振、セカンドライナーに倒れてチェンジ。

3回裏)3者凡退で切り抜けた。(少しずつ流れがこちらに傾きだした)

  123456 T
自|001    1
相|220    4

 

4回表)1アウトからヒットで出塁し、盗塁を成功させて1アウト2塁とした。
後続が進塁打を打って2アウト3塁。
得点する機会だったが後続が三振に倒れてチェンジ。

4回裏)追う立場としてもう追加点は許せない。
しかし、先頭打者にセーフティーバントを決められてしまう。
打球を処理して送球したボールが悪送球となりノーアウト2塁。
後続にセンター前を打たれてノーアウト13塁のピンチ。
ここで投手交代。少し早いが追加点を許せないこちらとしては抑えのエースを投入した。

迎えたのは今日2つの内野安打の1番打者。
ノーアウト23塁の場面でもやはり内野に転がしてきた、セカンドゴロ。
しかし3塁ランナーがスタートを切れずにいた。
セカンドはすぐにファーストへ送球。1アウト。
その時、2塁ランナーが3塁側に大きく飛び出していた。
ファーストは2塁ベース上のショートに送球。
そこで3塁ランナーはホームに詰め寄ってきた。
すかさずショートはホームに送球し、タッチアウト!
相手の判断ミスをダブルプレーにして取ったのだった!
2アウト3塁。
後続をヒッチャーゴロに打ち取ってチェンジ!!
ピンチが一気に流れを引き寄せる引き金になった!!!

  123456 T
自|0010   1
相|2200   4

 

5回表)サイドスローを攻略しなくては勝利の2文字はない。
先頭打者の8番は当たれば飛ぶ長距離ヒッターだ。
1-2からの4球目、ストレートだけにタイミングを合わせて振り抜いた!
打球はセンターへ!センターが全力で後進してジャンプしたがグローブに当たったボールは地に落ちた!
突破口を見出すセンターオーバー2塁打だった!!
ここからサイドスローが崩れた…
後続にパスボール、フォアボール、パスボールで2-4。
さらにパスボール、フォアボールでノーアウト13塁、盗塁を決めてノーアウト23塁のチャンス!
ここでさらにパスボール、3-4!さらに投手への返球ミスで4-4!一気に同点に追いついた!

相手は投手交代を選択。
しかし、一気に変わった逆転の流れは誰がどうあがいてもひっくり返せない。
続く投手からフォアボールと2本のヒットで見事逆転に成功した!6-4!!

5回裏)得点後の大切なイニングを抑えのエースは見事に三者凡退で斬った!

  123456 T
自|00105  6
相|22000  4

 

6回表)追加点を取ってダメ押ししたいところ。
先頭打者はフォアボールを選んだ!
後続2人もフォアボールを選んでノーアウト満塁を作った!
続くは3番打者、今大会で打点王の彼を迎えた。
強い当たりはファーストのグラブの中に納まってしまったが、その間に3塁ランナー生還で7-4!
後続も内野ゴロを打ち、その間にホームインで8-4!
ノーヒットで2点の追加点を奪った!

6回裏)1アウトを取ってからフォアボールで2人のランナーを背負ってしまった。
ここで監督は早めの対処で投手交代。
交代した選手がしっかりと抑えてくれて序盤の4点差をひっくり返す勝利!

  123456 T
自|001052 8
相|220000 4

この文章だけではすべては伝わらないかもしれません。

でも伝えたいことの核心は何かというと、
「野球の何が面白いのか?」と問われたら、

「最後までやってみないと分からないこと!」だということです!

序盤に4点の差をつけられ、
途中から全国トップクラスの長身サイドスローが出て来ても、
最後までやってみないと分からないのが“野球”です!

2回を終えて誰が我がチームが勝利すると考えたでしょうか?!

最後までやってみないと分からないという野球の面白さを本当に多くの少年たちに伝えたいですね。
結果を求められる時代、それもすぐに。
でも絶え間なく行なって最後までやったときに真の結実を得られるのがこの世の理だと思います。
そんな世の理の縮小版ともいえる野球。
「野球を一試合すると、人生を一度生きたかのようだ」
昨日は本当にそう思いました。
野球の試合をするたびに人生を一度生きれるなんてステキすぎるじゃないですか?

人それぞれに趣向があるので、野球の面白さを分かってほしいという思いこれくらいにしておきます。

何よりも私が一番強調したいのは、
野球を通して、最後まで
行なう精神を子どもたちに伝えていきたいということです!
野球の面白さと共に。

私は哲学が絶え間なく、最後まで、だ。
そして心と思いと命を尽くすことだ。
私はこの言葉が一番好きだ。
私のように行なって生きよう。

나는 철학이 꾸준히 끝까지야
그리고 마음 뜻 목숨 다하기다
나는 이 말을 재일 좋아해
나와 같이 행하며 살자

チョンミョンソク牧師の言葉より。