スポーツ安全教育の根本

スポーツにおいて怪我・事故はつきもの…

そのように言われるが、
怪我や事故の原因を省みてみると、
未然に防ぐことができたという場合が多いのではないかと思う。

例えば、準備運動・ウォーミングアップ不足による怪我。
常日頃から準備運動・ウォーミングアップを十分にしていれば防ぐことが可能である怪我は、因果関係が明確には見えてこないが多い。

また、ボールが当たったという事故。
これは、「不注意」によって起こることが大半だ。
キャッチボールをしている最中によそ見をしていて当たったというような場合がそうである。

実践するとき「注意」しなさい。
実践するとき分別しなさい。
実践するとき危険だから「この上なく注意」して、事故が起こらないようにしなさい。
聖霊と主を呼んで、共に実践しなさい。

先生が伝えてくださった箴言の御言葉。
この上なく注意することで事故を未然に防ぐことは、
スポーツ安全教育の根本ではないだろうか。

指導者として、選手たちの命を預かる者として、
絶えず「危険」を意識して「注意」して指導していきたいと思う。

実践が答えだ

「実践者だけが成功する。」

「行なわずにできることがどこにあるのか。」

「実践が答えだ」

と教えてくださったのは先生である。

 

人はあれこれ考えばかりが先行してしまいがちである。
口ではああだこうだと言って言い訳をして行わないことも多い。

行なったら「な~んだ、こんなに簡単なことだったのか~」と言って、
くよくよ悩んでいた自分は何だったのか・・・と思った経験があるのではないだろうか。

最近、摂理の先輩(S.K.さん)が毎日5kmのランニングをしていると聞き、
「俺も負けてられへん!」と火が付いた。

基礎体力を現役時代の頃のように戻そうと奮起し、
まずは仕事終わりにランニングを始めた。

最初の一週間は本当に本当に辛かったが、
何としても行なった。

すると、習慣付いた2週目からは、
仕事終わりに自動的に走り出す自分がいた。

行なうことは易しいことではないが、
行なう習慣がつけば易しいことに気づいた。

「人は決心次第だ。」

「どれだけ強く心を決めるかにかかっている。」

と教えてくださったのも先生だ。

行動力のある人は、
やると決めたことは何としてでもやるんだという、
一見頑固とも捉えられ得る強い考えを持っていると思う。

 

「実践が答えだ。」
この記事を読んだこの瞬間、「プレイボール」だ!

【スポーツ選手必見】逆境の日には考えよ~コロナの時期にやるべきこと~

コロナによってスポーツの各分野においても様々に影響が出ている今日、
スポーツ選手は各自の限られた環境の中で練習に励んでいることと思う。

「運動は感覚だ」と先生はおっしゃったけれども、本当にその通りで、
持続的に運動しなければ感覚は鈍ってしまう。
さらには運動しない期間が長くなれば長くなるほどに
本来の運動パフォーマンスを取り戻すために時間が必要になってしまう。

血眼になって毎日練習を重ねてきた選手・チームにとっては非常に辛い時期であるが、
聖書にも「逆境の日には考えよ(伝道の書7章14節)」とある通りに、
様々に考えなければならないことがあるはず。

団体競技は皆が揃って練習するのが困難な状況にあるため、
チームワークの維持・向上に苦戦することは避けられないが、
このような機会だからこそ自分自身の個人技に一層磨きをかけることに時間を割くことができるだろう。

先生もおっしゃったように「自分を作る機会」として捉えれば、
個人の力をつけること、レベルアップすることに精を出せるし、
自分には何が足りないのか十二分に考え、分析し、直し、新たな段階へと至ることができるだろう。

先見の明というが、
何事も先を見通して今という時間を過ごすことができる人が成功を掴み取る。

「前もって行ないなさい」
これも先生が教えてくださった大きな知恵だが、
これから起こることに対して前もって備え、行なうことができるならば、
100m走をスタートした時点でゴールの目前にいる選手と同じだろう。

 

いつ試合・大会が解禁されるか分からないけれども、“いつか”はある。
その“いつか”に向けて、今、自分自身を作っておけば、
“いつか”が、いつの間にかやって来た時に慌てふためくことはない。

私自身も、その“いつか”に備えて今やれることに最善を尽くしている。

先生は今日の御言葉で「研究し努力して易しくやろう」とおっしゃった。

個々のレベルアップをしようという言葉がどこかピンとこない…
この言葉を先生の言葉を借りて解釈すれば、
今までできていたことを今までよりも易しくやろう!ということだろう。

全力で140kmのストレートを投げていたとするならば、
研究して努力することで、もっと易しく140kmを投げれるようにする。
そうなればレベルアップしたということだろう。

先生がしてくださったコーチ通りに、
ぜひともコロナの機会に自分自身を作り上げ、
研究して努力して、レベルアップして、
一層輝かしい成績を残すみなさんになることをお祈りします。

スポーツで神様に栄光を帰すという前提はいつもどこでも忘れないように。