0-0の均衡が破れたのは
4回だった
2-1という
有利なカウントから
甘く入った勝負球を捉えられ
先制を許した
どっこいどっこいのチーム相手に
うちの監督は中盤がカギだとおっしゃっていたが
その言葉が試合後に脳裏を駆け巡った
蓋を開けてみれば5-0…
先制を許したプレーひとつが
結局、決勝点・命取りとなったのだった
先生はいつもおっしゃる
「気を引き締めなさい」と
ここぞという勝負どころでは
その言葉の実戦が明暗を分ける
明らかな実力差があった訳ではない
結局精神的な部分でボロが出たのだった
「勝負どころでは一層気を引き締めよう」と
選手に激励を送りながら
自分に対しても自問自答した
サインを出す自分も
もう少し気を引き締めて
慎重な選択をしたら良かったのではないか…
後悔した
後悔は後でする
本当にその通りだ
精神の鍛練はどうしたらうまくいくのか?
本当に悩ましい
たくさん経験を積むしかないのかもしれないとも思う
気を引き締められなかったことで失敗をしたらば
次は気を引き締めようと分かるからだ
技術的な指導はもちろんのこと
どうやったら精神的な面を伸ばしてあげられるのか
今後の大きな指導テーマだ
気を引き締めることができず
気を緩めたその瞬間にやられる
悔しい思いを二度としないように
試合後のバスの中で